うねめの里、ドクターメイト導入で看護師の残業75%減 入院日数も大幅抑制

2026年4月30日16:03|ニュースCaseHUB.News編集部
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 特別養護老人ホーム「うねめの里」を運営する永甲会は、ドクターメイトが提供する医療ソリューション「日中医療相談」と「夜間オンコール代行」を導入した。4月28日、ドクターメイトが発表した。2020年12月の導入以降、看護師の残業時間が導入前と比較して約4分の1に減少したほか、施設利用者の入院日数も22%減少するなど、介護現場の負担軽減とケアの質向上に大きな成果を上げている。

 三重県四日市市に位置するうねめの里では、入居者の高齢化や重度化に伴い、夜間のオンコール対応や緊急出動、外来受診の付き添い増加が大きな課題となっていた。看護師の離職や休職が相まって職員の精神的・時間的な負担が深刻化していたほか、夜間対応が採用時の壁となり、人材確保も困難な状況にあった。

 導入した日中医療相談は、現場スタッフがスマートフォンなどで撮影した写真をチャットで送ることで、皮膚科などの専門医からアドバイスを受けられるサービスだ。これにより、早期の医療的判断が可能となり、受診や送迎の負担軽減に加え、重症化の予防につながっている。また、夜間オンコール代行では、看護師が不在となる夜間の緊急連絡をドクターメイトの医師・看護師チームが引き受け、救急搬送の要否や現場への指示を行う。動画を用いた相談によって状態把握の精度が向上し、施設看護師が夜間に状況確認を行う回数も減少した。

 導入の効果は多方面に現れている。看護師のワークライフバランスが確立されたことで、導入後から現在までに6名の採用に成功。特別養護老人ホームにおける看護職員の離職率が全国的に2割を超えるなか、同施設では4%にとどまっている。残業代や採用コストの抑制といった経営面のメリットに加え、職員が日中業務に専念できる環境が整ったことで、看取り対応を含むケア全体の質も向上した。

 同施設の看護師は、夜間の呼び出しに対する不安から解放され、育児や家族との時間を心置きなく過ごせるようになったと評価している。今後は、多言語の補助ツールを活用して外国人職員を含む全スタッフでの活用をさらに推進し、持続可能な介護体制の維持に努める。

ニュースリリース