新星苑、サッポロビール園の食堂精算をDX化 専用QR決済で手作業を解消

2026年4月30日19:21|ニュースCaseHUB.News編集部
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 サッポロビール園を運営する新星苑は、従業員食堂の精算業務効率化を目的に、エム・ピー・ソリューションが提供するマーケティングサービス「ジハトク」を導入した。4月27日、エム・ピー・ソリューションが発表した。従来のアナログな運用をデジタル化することで、人事担当者や食堂スタッフの事務負担を軽減する。

 新星苑の従業員食堂では、約400名の従業員による利用精算を紙のカードで運用していた。人事担当者が毎月全員分のカードを手作業で作成し、従業員は食事のたびに大量のカードから自身のものを探し出してレ点を記入。月末には担当者がそれらを回収・集計して給与天引きの処理を行うなど、多大な工数とミスのリスクが課題となっていた。また、外部利用者への対応も現金精算に限られており、管理の煩雑さが負担となっていた。

 こうした課題を解決するため、新星苑は別施設から移設した既存の券売機にジハトクを搭載する形でシステムを刷新した。ジハトクは、無人機向けキャッシュレス決済サービス「JMMS」の決済端末とハウス電子マネーサービスを組み合わせたソリューションだ。券売機への導入は今回が初の事例となる。採用にあたっては、遊休資産である券売機を活用することで追加コストを抑制できる点や、導入決定から利用開始まで約3週間という短納期を実現できる点が評価された。

 新システムでは、従業員に専用のQRコードを事前配布し、券売機の端末にかざすだけで食券を発行できる仕組みに改めた。これにより、カードへの記入や確認作業が不要となり、データに基づいた自動集計が可能になった。外部利用者についても、同様のスキームでキャッシュレス対応を実現している。

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 導入の効果として、人事担当者の精算業務やカード作成の手間が解消されたほか、食堂スタッフも現金管理やレ点の確認作業から解放された。従業員にとってもカードを探す手間がなくなり、利便性が向上している。今後は、事務作業の効率化によって創出された時間を、より付加価値の高い業務へ充当していく。

 新星苑取締役経営戦略室長の臼倉学氏は、人事担当者の業務が大幅に効率化されることを期待するとともに、従業員が会社の進化を実感できる良い取り組みになるとコメントしている。

ニュースリリース