入船鋼材、Salesforceの入力自動化で営業DXを加速 商談報告適時化と新人の育成強化

2026年4月30日19:32|ニュースCaseHUB.News編集部
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 酸洗鋼板の販売・加工を展開する鉄鋼専門商社の入船鋼材は、営業部門の業務効率化を目的に、ベルフェイスが提供するSalesforce入力エージェント「bellSalesAI」を導入した。4月30日、ベルフェイスが発表した。商談情報の入力負担を解消することで、Salesforceへのデータ蓄積の鮮度と精度を高め、データドリブンな営業マネジメント体制の強化を図る。

 入船鋼材は1953年の創業以来、モノづくりを支える産業素材の安定供給を担っており、現在は国内計6拠点を展開して事業を拡大している。同社ではSalesforceを活用した営業管理を推進していたが、商談後の入力作業に多大な時間を要することが課題となっていた。報告が遅延するだけでなく、時間的制約から内容が簡略化されやすく、マネージャーがリアルタイムで正確な状況を把握することが困難な状況にあった。また、新人営業担当者が一人で商談に臨む際、重要なポイントを正確に記録・吸収することへの不安も顕在化していた。

 bellSalesAIの採用にあたっては、既存の運用を変えずにSalesforceへの自動入力が実現できる点を評価した。Salesforceとシームレスに連携し、商談の会話から必要項目を自動で抽出・構造化できる機能が、現状の課題打破に最適であると確信し、導入を決めた。

 導入の効果として、営業担当者の入力工数が削減された。bellSalesAIを活用する担当者は「訪問後3日以内」という報告ルールを確実に行えるようになり、商談情報の鮮度と品質が向上した。記憶漏れをAIが補完することで、これまで簡略化されがちだった報告内容が詳細かつ高品質になり、CRMが営業マネジメントの生きたデータベースとして機能し始めている。教育面では、新人が商談後に自律的に復習できる環境が整い、上長も正確な記録に基づく的確なフォローアップが可能になった。

 今後は蓄積された商談データを分析し、顧客ごとのニーズの深掘りやベストプラクティスの共有を進める。入船鋼材営業部営業課課長の吉田秀和氏は、商談内容が自動で構造化されることで営業担当がお客との対話に集中できるようになったとし、製造業特有の専門用語への対応も含め、組織全体の営業力向上につなげたいと考えている。

ニュースリリース