横河ブリッジ、デジタル野帳で現場作業を省人化 時間7〜8%削減、安全AIも活用

2026年6月10日19:05|ニュースCaseHUB.News編集部
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 横河ブリッジは、MetaMoJiが提供する施工管理アプリ「eYACHO」を導入した。6月10日、MetaMoJiが発表した。タブレット端末の活用と組み合わせることで現場の作業時間を7〜8%削減したほか、同アプリの「安全AIソリューション」を組み込んだ独自のリスクアセスメント運用を開始し、現場業務の効率化と安全管理の高度化を進めている。

 横河ブリッジは国内外の橋梁の設計から製作、架設、保全までを一貫して手掛ける橋梁業界の最大手企業だ。同社では2021年度から新技術を活用した現場業務の省人化に向け、タブレット端末の有効活用を支えるスマートコミュニケーションツールの導入を模索していた。

 従来の紙の帳票による運用では、関係者のサインによる承認手続きや情報共有、打ち合わせに伴う移動などに多くの時間と手間を要していた。そのため、単にタブレット端末を配備しただけでは十分な業務改善に至らず、目標としていた作業時間10%削減の達成が困難な状況にあった。そこで、現場のペーパーレス化と業務効率化を強力に推進するため、2022年4月にeYACHOの導入を決めた。

 採用にあたっては、一つの画面をリアルタイムで共同編集できるシェアノート機能により、書類の回覧や情報の周知、移動の手間を削減できる点や、費用対効果の高さが評価された。導入に際しては、デジタル化に前向きな現場を優先してスタートし、まずは作業指示書などの日常的な帳票から段階的に移行。さらに、紙帳票のデジタル化をバックオフィス担当者が支援する体制を整えたことで、ベテラン職員も含めてスムーズな定着を実現した。

 新システムの導入で、作業手順書や安全衛生点検書などの多岐にわたる日常書類のデジタル化が完了し、特に主要な2種類の帳票では100%の電子管理を達成した。これにより、現場の作業時間は一人あたり1日平均35〜40分(7〜8%相当)削減された。また、どこにいても帳票を即座に共有可能となり、遠隔地にある現場間での情報交換の質が向上している。

 さらに同社は、2024年4月からeYACHOの安全AIソリューションを用いた独自の安全管理運用を実施している。自社で蓄積した過去の災害事例や厚生労働省が公開するデータをAIに取り込み、作業手順書の作成時にリスクを自動で抽出・確認できる体制を構築した。これにより、抽出されたリスクに関連する社内ルールや通達をその場で検索できるようになり、若手職員や協力会社への安全教育の補助教材としても役立っている。

 今後は、さらなる現場業務の効率化とグループ全体の安全水準向上を目指し、グループ会社間でのeYACHOの共同運用に向けたサーバー構築の検討などを進めていく。

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