神奈川県信用保証協会は、日立ソリューションズのクラウド型勤怠管理システム「リシテア」を導入し、勤怠管理基盤を刷新した。システムの導入および構築支援はコムチュアが担当した。8月5日、コムチュアが発表した。一部手作業が残っていた労務管理をデジタル化し、業務効率化と柔軟な働き方の支援につなげる。
神奈川県信用保証協会では、従来の勤怠管理システムが老朽化していたことに加え、一部の管理作業を手作業で行っていた。設定変更時に個別対応が生じるなど運用負荷が増大していたほか、社内利用を前提とした仕組みであったため、リモートワークやスマートフォンからの利用にも制約があり課題となっていた。
こうした課題を解決し、人事業務の効率化と適切な労務管理を両立するため、同協会はクラウド型勤怠管理基盤への移行を決断した。システムの選定にあたっては、長期的な運用を見据えた柔軟性と拡張性に加え、職員の主体的な勤務管理やマネジメントの高度化に寄与する操作性や可視性を評価した。
プロジェクトでは、コムチュアが要件整理から運用設計、データ移行、定着支援までを一貫して支援した。給与連携に伴う集計ロジック構築などの複雑な要件にも対応し、システムの安定稼働を実現した。
新システムの導入により、年度末処理の工数が7割削減されたほか、作業効率の向上に伴いシステムメンテナンス時の利用停止期間も短縮された。また、勤怠管理や申請、承認機能が一元化されたことで業務の標準化が実現した。従来は情報システム部門へ依頼していたデータ設定作業が人事部門内で完結できる体制へ移行した。
直感的なユーザーインターフェースにより入力性が向上し、問い合わせ対応の負荷も軽減した。スマートフォンやリモート環境からの利用にも対応したことで、柔軟な働き方が可能になった。今後は、同協会の継続的な業務効率化を支援するとともに、データやAIを活用した高付加価値サービスの創出を通じて、顧客の持続的な成長に貢献していく。