カルビーは、ソーシャルデータバンクのCRMプラットフォーム「Liny」を活用し、LINE公式アカウント運用の内製化体制を構築した。8月5日、ソーシャルデータバンクが発表した。従来約1カ月かかっていた施策実行までの期間を短縮したほか、属性や関心に合わせた配信により顧客コミュニケーションを強化した。
カルビーは新商品や地域限定商品、イベントなどの情報をLINE公式アカウントで発信し、顧客との関係づくりに取り組んでいる。しかし従来の運用体制では、配信のたびに外部ベンダーとの調整やシステム構築が必要となり、企画から実施まで約1カ月を要していた。配信頻度も月1〜2回に限られ、タイムリーな情報発信が難しい点が課題となっていた。
そこで自社主導でスピーディーに配信やキャンペーンを実行し、顧客データを継続的に蓄積・活用できる環境を整えるため、Linyの導入を決めた。ツールの柔軟性と拡張性の高さに加え、コストパフォーマンスや手厚いサポート体制も採用の決め手となった。
Linyの導入により、友だち追加時のアンケート回答データをLiny内に保存し、回答内容に応じたセグメント配信が可能になった。また、回答数に応じてリッチメニューのキャラクターや特典が変化する参加型コンテンツなど、毎月参加できるキャンペーンを企画。トークリストや通知欄の文言改善、画像の視認性向上といった施策も継続して実施した。
一連の取り組みの結果、メッセージの開封率は約1.8倍、クリック率は2倍に向上した。参加型コンテンツの導入後は、1日あたりのアンケート回答数も約2.8倍に増加した。さらに施策を迅速に実行できる環境が整ったことで、他部署や地域の営業支店に対してLINE活用を能動的に提案する動きも広がっている。
カルビーコーポレートコミュニケーション本部グループ広報部の伊藤奈美子氏は、「Linyの導入によりキャンペーンをすぐに実施でき、配信までの流れも把握できるようになった。お客様とのコミュニケーションを軸に伴走してもらえるため、社内への提案にも積極的に取り組めるようになった」とコメントしている。