空調・家電機器メーカーのコロナが、ワークフローシステム「AgileWorks」を全社的に導入し、申請業務のペーパーレス化を実現した。2023年10月、システム提供元のエイトレッドが発表した。
コロナは全社的な生産性向上に取り組む中、間接部門におけるペーパーレス化を推進していた。しかし、根強い紙文化や部門間で異なる承認フローが業務効率化の妨げとなっていた。また、膨大な紙の帳票がDX推進の壁にもなっていた。
これらの課題を解決するため、コロナは2021年からAgileWorksの導入を開始。操作性や直感的に理解しやすいUI、CSVによるデータ出力機能などを評価し、6製品の中から選定した。
現在、コロナの全従業員約1600名がAgileWorksを利用している。以前使用していたクラウド型ワークフローシステムと比べ、利用者数は約8倍に増加。紙の帳票削減効果も年間約8万枚に拡大した。
コロナは2025年をめどに、グループ会社を含めた全ての申請業務をAgileWorksに集約する計画だ。さらに、AgileWorksと基幹システムなどとの連携やRPAの活用により、申請業務以外のプロセスのデジタル化も進めている。コロナの担当者は「AgileWorksの導入により、申請業務のペーパーレス化が大きく進展した。今後はグループ全体での活用を通じて、さらなる業務効率化とDX推進を図っていく」と語った。
ニュースリリースURL
https://www.atled.jp/news/20231031_01/