レインズ、全国900店舗以上でAIマニュアル活用 外国人教育を強化し品質均一化へ

2026年7月12日17:34|ニュースCaseHUB.News編集部
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 レインズインターナショナルは、多言語での教育体制強化を目的に、AIマニュアル「Teachme Biz」を採用した。7月9日、同製品を提供するスタディストが発表した。すでに全国900店舗以上で活用を開始しており、特定技能外国人や技能実習生を含む外国人スタッフの自律的な学習環境を整備したことで、店長や先輩スタッフによる対面教育の工数削減や店舗運営の高度化につなげている。

 「牛角」や「しゃぶしゃぶ温野菜」などの外食チェーンを展開するレインズインターナショナルでは、現場における外国人スタッフの増加に伴い、言語の壁を越えた効率的な教育体制の構築が急務となっていた。しかし従来の紙マニュアルや巡回指導、既存のeラーニングシステムでは、多言語翻訳にかかるコストや更新頻度の面で課題があった。調理手順や接客オペレーションの正確な再現性を高められる仕組みが必要とされていたことから、新たなシステムの検討を進めていた。

 複数のツールを比較検討した結果、現場の負担を軽減しながら質の高い教育を実現できる点を評価し、同製品の採用を決めた。具体的な選定理由として、手順に沿って画像や動画を組み合わせるステップ構造により直感的な理解ができる点や、専門スキルがなくとも手軽にマニュアルを作成・更新できる点を挙げている。また、閲覧者がボタン一つで翻訳を実行できる効率的な多言語対応や、スマートフォンなどで自主学習できる環境を構築できる点も評価された。日本語に不慣れなスタッフでも母国語で会話するようにマニュアルを探せるAI検索機能を備えていることも決め手となった。

 実際の運用では、調理手順のレシピや接客オペレーションのマニュアルを直営店およびフランチャイズ店舗での教育に活用している。指導者がつきっきりにならなくとも、外国人スタッフが自身の母国語で自律的に学習できる環境を整備した。

 今回の取り組みにより、創出された時間を本来注力すべきサービスの品質向上へ再投資し、全店舗で質の高いサービス提供を目指す。今後はブランドごとのマニュアル整備を進め、現場がいつでも正しい手順にアクセスできる体制を構築する考えだ。将来的には親会社であるコロワイドグループや他のグループ会社との共同利用も視野に入れ、グループ全体の生産性向上と多言語対応の標準化を推進していく。

 レインズインターナショナル営業企画部の金丸真一郎氏は、「ショート動画に慣れ親しみ、タイムパフォーマンスを重視するパート・アルバイト世代にとって、情報への到達スピードや分かりやすさは重要だ。そのため動画を短尺化し、あえて動画にする必要のない箇所は文章や静止画で構成するなど直感的に理解できる工夫を凝らしている。特に日本語に不慣れな外国籍のスタッフにとって、自身の母国語で必要な情報にたどり着ける検索機能の実装は、教育現場において大きなインパクトをもたらすと確信している」と話している。

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