南条装備工業、網屋のセキュリティ運用サービスを採用 監視委託で計画業務に集中

2026年7月12日17:41|ニュースCaseHUB.News編集部
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 南条装備工業は、サイバー脅威への対応力強化とセキュリティ運用の効率化を目的に、網屋のクラウド型CSIRTサービス「セキュサポ」と「SentinelOne運用サービス」を採用した。7月9日、網屋が発表した。セキュリティ運用を専門家に委託する体制を構築したことで、突発的なインシデント対応に追われていたIT推進部が本来のインフラ構築やシステム開発などの予定業務に計画通り集中できる環境を実現している。

 自動車内装部品の開発・製造を手掛ける南条装備工業では、IT推進部情報技術グループがサーバーやネットワークの構築運用からPCのセットアップ、セキュリティ対策までを少人数で兼務しており、専任の担当者を置く余裕がない点が課題だった。導入前は、各システムから上がる大量のアラートへの対応に追われ、重要な事象が埋もれてしまうリスクを抱えていた。また、ログのフォーマットがばらばらで横断的に脅威を把握できる状態になく、気づかないうちに侵害されているのではないかという不安も常につきまとっていた。

 こうした背景から同社は、ログ監視からインシデント対応までを一貫して任せられるセキュサポと、エンドポイント保護製品の運用を代行するSentinelOne運用サービスの採用を決めた。選定にあたっては、ログ管理・SIEM製品である「ALog」を基盤にばらばらだったログを一元化して分かりやすく可視化できる点や、監視、脆弱性診断、アタックサーフェスマネジメント(ASM)、サイバー保険までを一つの窓口に集約できる専門性を評価した。

 導入後は、網屋が一次的なスクリーニングや突発的なインシデント対応を肩代わりすることで、現場の運用負荷が大幅に軽減された。実際に、海外拠点を経由した社員のPCによる意図しないアクセス試行を専門家の監視によって検知し、潜在的な脅威の早期把握につながった事例もある。また、定期的に実施されるASMや脆弱性点検により、最新の情報に基づいて対策すべきポイントが明確になり、健康診断のような安心感をもたらしている。

 今後は、現状把握によって見えてきた課題の解消を進めるとともに、プロキシやPCのログも新たに取り込んで監視精度をさらに高めていく計画だ。

 南条装備工業IT推進部部長の梅田氏は、「社内の人材であれば退職や休職といった事情も生じるが、セキュリティ運用をサービスとして委託するほうがはるかに現実的で継続性がある。セキュリティ専任のメンバーが1名増えたようなもので、抱え込まずに守りの体制を底上げできた。専門のサービスに運用を任せることで、少ない人員でも継続的に守りの体制を維持できる」と話している。

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