店舗展示会の空間プロデュースやマネキン・什器の製造レンタルを手掛けるモードセンターは、営業活動のペーパーレス化と営業ツールの刷新を目的に、ドキュメント管理ソリューション「ABookBiz」を導入した。7月3日、ABookBizを提供するエージェンテックが発表した。従来抱えていた膨大なカタログ冊子の持ち歩きによる営業担当者の負担を軽減するとともに、オフライン環境でのスムーズな商談や若手社員への教育ツールとしての活用を進めている。
アパレルやスポーツ、アウトドアブランドなどの店舗展示会における空間プロデュースから、マネキンや什器の製造レンタルまでをワンストップで手掛けるモードセンターでは、商品の種類やパーツの量が極めて多いという特性がある。そのため、これまでは分厚いカタログではなく、多数のカタログ冊子を用いて取引先を訪問するアナログな「カタログ営業」が中心となっており、必要な資料をすべて持ち歩くことが営業担当者にとって大きな負担となっていた。また、取引先からのニーズや要望の多様化が進む中でアナログ冊子による営業手法に限界を感じていたことから、営業の負担軽減と営業手法の見直しが課題となっていた。
こうした背景から同社は、コスト削減だけでなく営業ツールとしてのペーパーレス化を進めるため、資料の一元管理が可能なABookBizの導入を決めた。選定では「オフラインでの活用」が重視された。Webサイト上には商品情報が網羅されているものの、商談先などの電波状況が悪い環境では迅速に情報を表示できない場面が多かったため、オフライン環境でも即座に商品情報や実績資料を提示できる機能が強く求められていた。
導入の効果として、商品情報がブラッシュアップされた際に一元管理によって新しい情報へと切り替えられるため、各営業担当者が常に最新の情報を携行して営業活動を行える体制が整った。また、当初の目的通り、商談の現場で場所を選ばずスムーズに提案資料を提示できるようになり、営業活動の負担軽減にもつながっている。
さらに同社は、ABookBizを「学ぶツール」としての教育前・研修的な観点でも有効活用している。ベテランと若手社員の間にある商品知識の格差を補うため、ファイルをまたいで閲覧できる機能を活用。若手営業担当者が商談時の持ち合わせ資料に迷った際などの解決の糸口とすることで、新人の教育や新規開拓の推進に役立てている。
今回の導入は大阪支店での運用を起点としてスタートし、今後は本社のある東京も含め全社へと展開していく予定だ。社員数や若手の構成比率がより高い東京での若手育成にも活用し、東西を問わず全社で足並みを揃えて一元管理されたドキュメントを活用できる営業スタイルの構築を目指す。