新潟県十日町市と中魚沼郡津南町を管轄する十日町地域消防本部(十日町地域広域事務組合)は、既存のネットワーク機器の保守契約満了に伴うリプレースで、FXCが提供するL2+スイッチやネットワーク機器統合管理システムなどを導入した。7月3日、FXCが発表した。システム構築およびサポートは魚沼通信機とFXCが共同で手掛けた。24時間稼働が求められる救急・消防活動の現場で、ネットワークの停止時間を最低限に抑えたスピード移行と、導入後の運用管理の効率化を実現した。
113名の職員を抱え、24時間体制で救急・消防活動や防災相談などの重要業務を担う十日町地域消防本部では、従来からITネットワークを積極的に活用してきた。しかし、既存機器の保守契約満了を迎えるにあたり、システムの更改(リプレース)が必要となった。リプレースの検討にあたっては、24時間稼働の現場であるため入れ替えに伴うネットワークの停止時間を最小限に抑えること、そして限りある予算の中で将来的な通信量の増加にも耐えうる適切な機種を選定することが大きな課題となっていた。
同本部は、以前より導入していたFXC製のスイッチ製品が安定稼働していた実績を評価し、設定や環境をそのまま引き継げる同社製品での刷新を決めた。パートナー企業である魚沼通信機の提案のもと、10ギガアップリンクに対応したL2+スタッカブルスイッチ「FXC6528」8台と、ネットワーク機器統合管理システム「FSV-MGR01」2台を採用した。
今回の更改では、迅速な移行と確実な動作を担保するため、FXCの事前設定・構築支援サービス「FXCプロフェッショナルサービス」を活用した。工場出荷から受け入れ検査、キッティング、総合試験にいたる一連の工程を1週間で完了した。既存機器と新機器の混在運用が可能な特性を活かし、拠点ごとの停止影響範囲を最小限に止めることで、業務への影響を最低限に抑えた。
導入後の効果として、統合管理システム「FSV-MGR01」の活用で、ネットワーク全体の一元管理やトラフィックの可視化、機器状態の把握が容易になった。これにより、障害発生時の自動検知と即時対応が可能となり、管理担当者の運用負荷と手間が軽減されている。さらに同システムは、PCやWebカメラといった他社製のOA機器もまとめて一元監視できるため、将来的な拡張性や運用の利便性向上にも寄与している。
同本部は今後も、構築された安定的なネットワーク基盤と監視システムを運用して、さらなるサービス品質の向上と地域社会の防災機能強化に努めていく。