カルビー、coorum導入でファンとの商品共創を強化 アイデアから新商品誕生

2026年7月5日23:47|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 カルビーは、顧客との関係強化や商品開発における共創の取り組みを実現するため、Asobicaが提供するホンネデータプラットフォーム「coorum」を採用した。7月3日、Asobicaが発表した。公式ファンコミュニティ「堅あげポテト 応援部」の運営に同システムを活用。物価高騰に伴う消費行動の変化に対応し、ブランドへの愛着や共感を醸成するとともに、熱量の高いファンの声を即座に収集して商品開発へ活かす体制を整えている。

 近年、食品メーカー業界では原料費の高騰による価格改定や内容量の見直しなどが相次いでいる。継続的な物価高騰の影響で生活必需品では節約を徹底する一方、自身の充実感につながる分野には積極的に支出するメリハリ消費の傾向が高まる中、選ばれ続けるブランドであるために顧客との接点強化や信頼構築が重要な課題となっていた。カルビーでは従来からSNSやポイントアプリを通じて顧客との接点強化に取り組んできたが、一方的に価値を届けるだけでなく、ファンと共に商品やブランドをつくり上げる共創を競争力の源泉とするため、コミュニティ運営の支援実績を持つcoorumの導入を決めた。

 coorumの採用にあたり、企業やブランドとファンが直接かつ双方向に交流できる点や、アンケート、投票機能を通して熱量の高いファンの声を即座に収集できる点を評価した。カルビーは、公式ファンコミュニティを自社のポイントアプリ内へ移管することで実購買者との連携を強化し、ファンの声を直接取り入れる基盤を確立した。

 同コミュニティを活用した共創企画では、ファンミーティングなどの交流を重ねながら、熱量の高い意見やアイデアを商品開発に反映させている。直近では「ビールに合う味」をテーマにコミュニティ内で企画を実施し、332名のファンが参加。寄せられた675件のアイデアをもとに開発を進め、期間限定商品「堅あげポテト ねぎ塩だれ味」として全国発売に至った。これまでにもパッケージデザインまで共同で作成する共創商品の開発を8回実現しており、「牡蠣バター味」や「柚子香る鯛だし味」などの商品を市場に送り出している。

 カルビーのコミュニティ担当者は、共創商品を発売するたびにファンの想いや熱量、アイデアの多様性に驚かされているとした上で、これまでの共創商品がファンだけでなく多くの生活者からも支持されていることから、ファンの声に向き合う大切さと共創の可能性を実感していると言及。今後もコミュニティを通じてより良い商品を生み出していきたいとしている。

ニュースリリース