ACミラン、ピュア・ストレージ導入でコンテンツ制作を10倍高速化

2024年11月6日19:39|ニュースCaseHUB.News編集部
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 イタリアの名門サッカークラブACミランは、ITインフラのモダナイゼーションを図るため、ピュア・ストレージのデータ・ストレージ・プラットフォームを採用した。2024年11月6日、ピュア・ストレージが発表した。

 ACミランは、世界中のファンに向けオンラインコンテンツによる画期的なファン体験を提供するとともに、クラブ内ではデータとAIを活用しチームの成績向上を目指している。ファンエンゲージメント活動の中心となるメディア・ハウスでは、動画やソーシャルメディア用コンテンツの制作と配信、さらにクラブのトレーニング施設への重要データの提供を行っている。近年、メディア・ハウスの従業員数とアウトプット量の増加に伴い、非構造化データが大幅に増加。従来型のデータ・ストレージ・システムでは、チーム間での連携が非効率となり、革新を阻害する要因となっていた。

 ACミランはこれらの課題を解決するため、ピュア・ストレージのプラットフォームを導入した。導入により、高速、高信頼性、低レイテンシーを備えたデータ・ストレージ環境を実現し、メディア・ハウス全体の生産性が向上した。コンテンツの制作と配信は10倍高速化し、5億人を超える世界中のファンへのリーチ拡大を可能にした。

 ACミラン IT部門ディレクターのマウリツィオ・ボノミ氏は「ピュア・ストレージの導入によってACミランのメディア・ハウスのモダナイゼーションが実現し、複数のプラットフォームで従来の10倍のスピードでコンテンツを提供できるようになった。このプロジェクトの成功により、ACミランは、メディア企業への進化に向けて新たな一歩を踏み出している」とコメントしている。

 また、データ・レジリエンスの強化にも成功した。ピュア・ストレージのActiveDRを導入することで、目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)をほぼゼロに抑えた。SafeModeスナップショット機能により、サイバー攻撃によるデータの削除、改ざん、暗号化を防ぐデータコピーを作成し、ランサムウェア攻撃への対策も強化している。

 さらに、AIイノベーションのためのプラットフォームとしても活用している。トレーニングセッションの動画データやセンサーから取得した選手データをAIで分析し、パフォーマンス向上に役立てている。選手個々のメディカルデータやパフォーマンスデータによるデータレイクも構築し、総合的なパフォーマンス向上を目指している。

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