日本損害保険協会、能登半島地震の共同調査にアグレックスのポリゴンデータ「ADO-POLYGON」を活用

2024年9月9日07:40|ニュースリリース公開日 2024年5月14日|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 日本損害保険協会は、能登半島地震における「共同調査」において、アグレックスのポリゴンデータ「ADO-POLYGON」を活用した。5月14日、TISインテックグループのアグレックスが発表した。

 損保協会は、能登半島地震発生後、迅速な損害調査と保険金支払いの実現に向け「共同調査」を実施。これは、損害保険会社から派遣された「共同調査団」が航空写真などを用いて被災地域の状況を確認し、「全損地域」「一部全損地域」を認定するものだ。

 この「共同調査」において、アグレックスのポリゴンデータ「ADO-POLYGON」が活用された。ADO-POLYGONは、日本行政区画番号(損保統一コード)に対応した地域を境界で仕切ったエリアで表し、GIS上でポリゴンとして表示できるデータだ。

 今回の能登半島地震では、建物の倒壊被害が大きく、道路寸断などにより現地調査が困難な地域もあった。そのため、損保協会は、深刻な建物の倒壊被害が発生していると考えられる地域に対し、倒壊建物を対象とする「共同調査」を初めて実施。「全損建物」「全損の可能性が高い建物」の認定を行った。

 共同調査で認定された地域・建物について、上記の日本行政区画番号(損保統一コード)の情報が活用されたことで、保険会社が保有する保険契約情報とのマッチングが効率的に行えるようになり、迅速な保険金支払いにつながった。

 アグレックスは、今後も災害時の支払い迅速化に必要となるデータを提供することで、被災者の一日も早い生活再建を支援していくとしている。 

ニュースリリースURL
https://www.agrex.co.jp/news/detail/20240514_01.html