吉田海運グループ、AIドラレコ全車導入で事故防止 リスク運転を半減

2026年1月8日00:41|ニュースCaseHUB.News編集部
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 吉田海運グループは、運用する全ての営業車両に、交通事故削減を支援する次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」を中心としたAI搭載型ドライブレコーダーの導入を完了した。1月7日、DRIVE CHARTを提供するGOドライブが発表した。一部拠点での先行導入においてリスク運転を約50%削減した実績を全社へ展開し、テクノロジーの活用による安全品質の向上と人財育成を加速させる。

 長崎県に本社を置く総合物流企業の吉田海運グループは、運輸事業を中核に倉庫運営や製造など多岐にわたる事業を展開している。グループの価値観として「安心、安全を守ること」を掲げており、交通事故の未然防止を社会的責務と捉え、最優先課題として取り組んできた。近年の市場環境の変化に対応しつつ、最新技術を活用して将来にわたる安全管理体制を強化する手法を模索していた。

 今回採用されたDRIVE CHARTは、AIとIoTを組み合わせた交通事故削減支援サービス。車載器から得られるデータをAIが分析し、脇見運転や車間距離不足、一時不停止といった事故につながる可能性の高い危険シーンを自動で検知する。導入に際しては、一部拠点での先行利用による具体的な成果が決め手となった。約1年間の運用で、走行距離1000kmあたりのリスク運転件数が約5割減少したことで、その有効性を確認した。

 全営業車両への導入完了により、ドライバー一人ひとりの運転特性をデータとして可視化できるようになった。これにより、客観的なエビデンスに基づいた個別指導が可能となり、現場の安全意識向上と人財育成に役立てている。また、リアルタイムでの衝撃検知や車間距離警報などの機能を活用して、重大事故の未然防止を図る。

 吉田海運グループ経営企画部部長の山口剛史氏は、「ビジョンに掲げる『安全の実現と効率化をテクノロジーで結びつける』という想いを具現化した。最新のテクノロジーと人の力を融合させることで、これまでの常識を超えた安全品質を実現し、社会課題の解決に貢献していきたい」としている。

 今後は、収集された運転データを継続的に分析し、より高度な安全管理体制の構築を目指す。テクノロジーを単なる監視ツールとしてではなく、ドライバーの技能向上や組織全体の進化に活用し、地域経済の発展と安全な交通社会の実現に取り組む。

ニュースリリース