大塚商会、AI議事録作成でエンジニアの事務負担を半減 本来業務への集中環境を整備

2026年2月3日15:33|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 大塚商会は、エンジニアの業務改革に向けた取り組みの一環として、LINE WORKSが提供するAI議事録作成ツール「LINE WORKS AiNote」を採用した。2月3日、LINE WORKSが発表した。高精度な文字起こしとAI要約の活用により、議事録作成に要する工数を大幅に削減した。今後は社内システムとの連携を深め、会議内容の共有までを自動化する仕組みの構築を目指す。

 大塚商会は、「ITでオフィスを元気にする」をスローガンに掲げるITソリューションプロバイダー。自社内においても全社的なAI活用の推進とデジタルトランスフォーメーション(DX)による業務効率化に取り組んでいる。同社の技術部門には約2600名のエンジニアが在籍しており、ハードウェアの保守からシステム開発、CAD関連まで幅広い業務を担っている。

 同部門では、頻繁に発生する会議や打ち合わせ後の議事録作成業務が大きな課題となっていた。特にシステム開発を担う部署では、仕様決定や要件定義などの会議が長時間に及ぶことが多く、議事録作成に会議時間の2倍から3倍の時間を要することも少なくなかった。これが、エンジニアが本来集中すべき技術作業や顧客への提案活動を圧迫する要因となっていた。

 こうした背景から同社は、エンジニアの業務改革を目指して複数のサービスを比較検討した。2025年7月から順次LINE WORKS AiNoteの導入を開始している。選定にあたり、日本語会話における高い文字起こし精度に加え、「えー」「あのー」といった不要な言葉を取り除くフィラー除去機能の性能を評価した。また、発言者を視覚的に整理できる話者分離機能や、組織全体の利用時間に基づいた柔軟な料金設計、既存のID管理基盤と連携できるシングルサインオン(SSO)への対応も採用のポイントとなった。

 導入の結果、議事録作成にかかる時間は従来の半分以下に減少した。話者分離機能やキーワード検索機能の活用により、発言内容の確認作業が効率化されたほか、AIが記録しているという安心感が議論への集中力を高める効果も生んでいる。管理者側にとっても、数千名規模のユーザーをスムーズに管理できる体制が整っている。

 大塚商会サポート統括部効率推進課次長の松倉善浩氏は、「販売パートナーとして取り扱うLINE WORKS AiNoteを技術部門に導入し、議事録作成の工数削減とエンジニアの業務効率化を実現した。高精度な文字起こしや要約、管理性、柔軟な料金設計により、セキュリティとコストパフォーマンスを両立している。大規模組織の議事録業務を力強く支援するソリューションだ」としている。

 今後は、テキスト化された会議データを社内の業務システムとシームレスに連携させる。事務作業の負担を最小限に抑えることで、エンジニアがより付加価値の高いクリエイティブな業務に専念できる環境づくりを加速させる。

ニュースリリース