JURENは、モバイルバッテリーシェアリングサービス「充レン」において、ソラコムのAI/IoTプラットフォーム「SORACOM」を採用した。2月3日、ソラコムが発表した。全国に広がるレンタルスタンドの通信基盤として活用し、稼働状況のリアルタイムな把握と運用管理の効率化を目指す。
充レンは、駅構内や商業施設に設置されたスタンドを通じて、モバイルバッテリーを「借りて・使って・どこでも返せる」体験を提供するサービス。翌日24時まで330円という手頃な価格設定と利便性を背景に利用者が拡大している。同サービスでは、ユーザーがスマートフォンでスタンドのQRコードを読み取り利用登録を行うと、クラウドから遠隔でバッテリーのロックが解除される仕組みを構築している。
全国のさまざまな環境に設置されるスタンドを安定して運営するためには、各拠点の稼働状況や在庫情報をリアルタイムに可視化し、一括管理できる仕組みが不可欠だった。こうした背景から、JURENは設置環境を問わない安定した通信と、大規模なデバイス群を効率的に運用できるプラットフォームとしてSORACOMの採用を決めた。
選定の決め手となったのは、SORACOM IoT SIMが国内の主要3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)のネットワークに対応しており、設置場所に応じて最適な回線を選択できる点だ。また、ユーザーコンソールを通じて設置場所ごとにSIMをグルーピング管理できる点や、API連携により通信の開始や制御を自動化できる柔軟性も高く評価した。
SORACOMの導入により、各スタンドの充電状況やバッテリーの貸出・返却・在庫といった管理データがクラウドへ集約される体制が整った。これにより、データに基づいた迅速なサービス改善が可能になり、ユーザーがシステムを意識することなくスムーズに利用できる環境を実現している。スタンド数が増加しても、運用の負荷を抑えながら柔軟に規模を拡大できる基盤を確立した。
JUREN代表取締役社長の李展飛氏は、「全国に分散するスタンドを安定的に運営し、高いサービス品質を維持するためには信頼性の高いIoT通信基盤が不可欠だ。SORACOMの活用により、稼働状況をリアルタイムに可視化し、データに基づいた運用・改善を継続できるようになった。今後も充レンを、街に自然に溶け込む信頼性の高い都市インフラとして進化させていきたい」としている。
今後は、IoTを活用した運用の高度化をさらに進め、公共エリアを中心としたさらなる設置箇所の拡大と、利便性の向上に取り組む。
ニュースリリース
https://soracom.com/ja/news/20260203-mobile-battery-sharing-service