取手市、生成AI議会答弁書作成支援システムで議会対応業務の効率化へ

2024年9月9日08:55|ニュースリリース公開日 2024年8月22日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 取手市は8月22日、生成AIで議会答弁書案の作成を支援する「AI議会答弁書作成支援システム」を8月20日に試験導入したと発表した。議会対応業務の効率化・高度化を図るとしている。

 同市はアドバンスト・メディアと2021年4月に「音声テック関連技術連携協定」を締結。音声認識技術やAI、ICTを活用して市民サービスの向上に取り組んできたという。24年4月からは協定内容を時代の変化に合わせたものに見直し、新たに1年間の協定を締結している。今回の試験導入はこの協定に基づくもの。

 AI議会答弁書作成支援システムの具体的な機能としては、想定問答の生成機能、各種計画や資料の情報、他自治体の事例などを反映した答弁書素案の生成機能、取手市議会議事録検索システムとの連動機能、生成された答弁書素案のニュアンス変更機能などを実装しているという。

 取手市は同システムの活用により、インターネット検索以上に効果的で的確な情報収集を実現するとともに、生成AIで生成された答弁書素案に市職員の経験や知識を加えて議会対応業務を向上させるとしている。議会対応業務の効率化にとどまらず、より質の高い議論のための土台づくりに生成AIを活用したい考えだ。

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市職員の操作演習の様子

 議会答弁書作成支援システムの試験導入に向けて、8月19日には市職員向けの操作説明会を開催。103人の職員が参加し、システムの説明を受けた後、操作演習を行った。9月2日に開会予定の取手市議会第3回定例会に向けて、8月20日から全職員が利用できる環境を整備したという。

ニュースリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/407137