伊藤金属工業が外観検査の精度向上と省人化のためにコズムのAI外観検査ソリューション「COSM AI VISION」を導入した。コズムが2月14日に発表した。
伊藤金属工業は、自動車部品の製造販売を主力事業とする企業。同社では、自動車部品製造における外観検査工程で不良品の過検知、目視検査への依存、検査機器の老朽化といった課題を抱えていた。不良品として検知される製品には良品も含まれ、過剰検知が余計な工数を生み出していた。また、新たな不良基準を設定する柔軟性がないため、一部の検査項目では目視検査が必要で、効率的な体制構築が難しい状況もあった。さらに、検査機器の老朽化が進み、安定した品質管理を維持するためにリプレイスが急務だった。
これらの課題を解決するため、伊藤金属工業はコズムが提供するAI外観検査ソリューションCOSM AI VISIONの導入を決めた。導入により、従来の目視検査の負担を軽減し、効率的な検査体制の構築を目指す。また、AIを活用して不良品データを収集し、これを基に品質向上や生産プロセスのさらなる改善につなげる。検査結果のばらつきをAIで抑え、高い検査精度を実現し安定した品質管理と生産効率の向上を達成できる見込みだ。
伊藤金属工業取締役品質保証部長の松本茂樹は「今回導入決定したAI外観検査ソリューションは、検査精度が飛躍的に向上するだけでなく、AIの判定スピードを最大限に活かし、検査機の集約化も効果として見込んでいる。今後もこのソリューションを活用し、品質向上と生産性のさらなる向上を目指していきたい」と述べている。