コスモ石油マーケティングがAI監視システムを採用、人手不足解消へ

2025年4月1日12:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 コスモ石油マーケティングが、セルフ式ガソリンスタンドの業務効率化と安全性向上を目的に「AiQ PERMISSION」を採用する。3月31日、ELEMENTSが発表した。

 国内のガソリンスタンド業界では、ピーク時から店舗数が半減し、特に過疎地域での人手不足が深刻化している。セルフ式スタンドでは従来、専任従業員が建屋内で常時監視し給油許可を出す必要があったが、この仕組みは危険物取扱者資格を持つ人材確保の難しさを背景に課題となっていた。

 こうした状況を受け、総務省消防庁は3月25日、一定の安全対策を満たすことを条件にAIによる給油許可を認める運用見直しを発表した。これにより、AIを活用した監視体制の導入が可能となった。コスモ石油マーケティングはこの規制緩和を受け、ELEMENTSが開発したAiQ PERMISSIONの導入を決めた。

 AiQ PERMISSIONは、カメラ映像をAIが解析し、安全な給油行動が確認されれば自動で許可を出す。不適切な行動やリスク行為を検知した場合は、警告や給油停止などの対応も可能で、人による常時監視の必要性を大幅に削減できる。さらに、火気検知など継続的な安全確認機能も備え、人為的ミスによるトラブル防止にも寄与する。

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AiQ PERMISSIONの監視のイメージ

 同システムはこれまで複数店舗で実証実験を行い、多様な店舗条件や積雪地域でも安定的に運用できることが確認されている。また、危険物保安技術協会(KHK)の技術基準適合確認試験にも合格しており、安全性と法規制への適合性が裏付けられている。

 コスモ石油マーケティングは、AiQ PERMISSIONの導入で従業員の負担軽減と業務効率化を図りつつ、高付加価値業務へのシフトを目指す。また、ヒューマンエラー防止による安全性向上も期待している。同社は今後も顧客ニーズに応じた技術革新とサービス強化に取り組む。

ニュースリリース


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