宮城県中央児童相談所は、職員の業務支援や児童の安全確保に向けた迅速な対応のため、NTTテクノクロスのコールセンターAIソリューション「ForeSight Voice Mining(フォーサイト・ボイス・マイニング)」を導入し、2024年1月29日より運用を開始した。NTTテクノクロスが2月16日に発表した。
宮城県では児童相談所の体制強化や専門性の向上に向け、人材育成などの取り組みを強化している。一方で、児童相談所の業務は多岐にわたり、相談件数は増加し続けており内容の複雑化や多様化も進んでいる。限られたマンパワーで、職員の経験や知識などに幅が生じていることから、職員へノウハウを継承する方法が課題となっていた。
こうした背景から、宮城県ではさまざまな事案に対し迅速かつ組織的に対応できる体制作りを目的に、公募型プロポーザル方式で企画提案の審査を実施。その結果、電話内容をリアルタイムでテキスト化し、内容を通話者以外にも即座に共有できる、ForeSight Voice Miningの導入を決めた。これには、NTTの研究所が独自に開発した音声認識技術や感情分析技術、日本語解析技術を活用している。ForeSight Voice Miningは、2024年1月末時点で5万1000席を超える導入実績がある。
ニュースリリースURL
https://www.ntt-tx.co.jp/whatsnew/2024/240216.html