鴻池運輸は2月13日、千葉東営業所の受託製造業務にフューチャーアーキテクトのエッジAIソリューション「Future EdgeAI」を導入した。数量チェックのミス防止と月間23時間の業務時間削減効果を見込む。
Future EdgeAIはAI-OCR技術を核とした業務効率化ソリューションで、オフライン環境でも携帯端末で動作する。鴻池運輸は物流倉庫でのバーコードや2次元コード表示がない製品のピッキング業務にFuture EdgeAIを既に導入しているが、今回新たな業務に活用を広げたかたちだ。
千葉東営業所では、メーカーからの委託で数百種類に及ぶ住宅設備部品の製造、保管、出荷業務を担っている。完成した製品は梱包され、縦置きと横置きが混在した状態でパレットに積み上げられるが、担当者はパレットに貼られた製造指示書の型番・数量情報と、梱包された製品に貼られているラベルを目視で照合していたという。
同社はこうした手間を削減するために、Future EdgeAIを活用し、完成品の数をチェックする仕組みを構築。梱包した製品を載せたパレットを指定位置に配置し、検品担当者がパレット側面をスマートフォンで撮影すると、上面に設置したスマートフォンが連動して別方向からも撮影。Future EdgeAIが自動で製造指示書と製品ラベルを読み取り、予定通りに製造が行われたかどうかのチェック結果をPCに表示する。
Future EdgeAIの導入により目視での検品作業がなくなり、別の作業者によるダブルチェックも不要になるため、23時間/月の業務時間を削減できるという。また、目視確認で発生しがちな検品ミスのリスクを下げ、受託製造の品質向上にもつなげたい考えだ。