ブレストグループ、AI学習アプリで指導の待ち時間解消 全14校舎へ展開

2026年9月10日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ブレストホールディングスは、NITI Technologyが開発した塾・学習教室向け生徒アプリ「ブレスト AI アカデミー」を全14校舎に導入した。9月9日、NITI Technologyが発表した。生徒が講師の前に並ぶ質問待ち時間の解消や、家庭学習の可視化を目的とする。中学3年生を中心に約400名が日常的な学習ツールとして利用しており、定期テスト対策の授業運営効率化につなげている。

 ブレストホールディングスは神奈川県横浜市や川崎市を中心に学習塾「BREST」および「FULLMARKS」を展開している。教室現場では、疑問を持った生徒が講師の前に並んで待機する時間が生じていたほか、通塾日以外の疑問解消が難しい点に課題を抱えていた。講師側からも、単純な知識問題の対応をシステム化し、難問の指導に集中したいという要望が出ていた。加えて、長期休暇中の家庭学習の進捗を塾側が把握しづらく、紙のアンケート回収や集計にも手間がかかっていた。

 こうした課題を解決するため、要件定義から現場運用まで一貫して支援できる体制を評価し、NITI Technologyと共同でアプリを開発した。講義データをもとにAIによる質問対応と口頭試問を備えた試作版を早期に構築。実際の回答精度を検証した上で、授業中におけるツールの利用規程など教室運営の設計も併せて進めた。

 ブレスト AI アカデミーは、生徒がスマートフォンで利用する学習アプリだ。特徴の異なる5人のAI講師を選んで質問できるチャット機能を備え、カメラで問題を撮影して送信することもできる。対話型で理解度をチェックする口頭試問ゲームやポモドーロ形式の自習室タイマー、学習進捗や宿題を管理するカレンダー機能などを搭載している。

 導入後は、生徒が自力で疑問を解消できるようになり、講師への質問待ちの行列が起きにくくなった。定期テスト対策では英語の授業内でタイマーや質問機能の利用を取り入れるなど、教室の運営方法が改善されている。ブレストグループの英語科講師は、テスト対策の授業中にタイマーや質問機能を使えるようにしたことで、従来よりも効率的に授業を回せているとしている。また、日次の学習状況が可視化されたことで、通塾日以外の学習把握も容易になった。

 今後は、先行する英語での運用ノウハウをもとに数学などの他科目へ適用を拡大するほか、対象学年の拡大も順次進める。学習ログの分析や保護者への共有機能を備えたダッシュボードの拡充など、教室運営プラットフォームとしての機能強化を図る。

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