いい生活は、仕訳入力業務の自動化を目的に、TOKIUMが提供する経理AIエージェント「TOKIUM AI明細入力」を採用した。4月23日、TOKIUMが発表した。属人化の解消と業務品質の向上を図り、年間で約150時間の工数削減を見込む。
いい生活は、不動産市場向けSaaSの開発・提供を展開しており、約1500社への導入実績を持つ。事業の拡大に伴い、経理部が処理する請求書は月間200件以上に増加していた。従来、仕訳入力はすべて担当者が手作業で行っており、大きな負担となっていた。また、請求書処理が複数の部門をまたぐ中で、業務が特定の担当者の知識や経験に依存しており、誰が担当しても同一の品質で業務を遂行できる体制づくりが急務となっていた。
TOKIUM AI明細入力の採用にあたっては、AIがユーザーの修正内容を自動で学習する機能を高く評価した。これまで特定の担当者に依存していた仕訳のルールやパターンをAIが学習することで、業務の属人化を解消できると判断した。
新システムの導入により、限られた人員で正確かつ迅速な処理が可能になる。入力作業に充てていた時間を削減することで、経理チームがより付加価値の高い業務に集中できる環境を整備する。また、AIとプロスタッフが連携して業務を遂行する仕組みにより、人手による入力ミスを防ぎ、業務品質の安定化も実現する。
いい生活コーポレート本部経理部の瀬戸豪氏は、事業の成長に伴い請求書が大幅に増加する中で、正確さとスピードの両立に難しさを感じていたとした上で、AIによる学習機能に期待を寄せている。今後は、誰が担当しても同じ品質で処理できる体制を確立し、より生産性の高い組織づくりを目指すとしている。