サンワサプライ、AIロボットで荷降ろしを自動化 西日本拠点で処理能力15%向上

2026年6月24日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 サンワサプライは、物流倉庫における荷降ろし作業の自動化と労働環境の改善を目的に、AI搭載のコンテナ向け荷降ろしロボット「RockyOne」を採用した。2026年5月から、同社の西日本物流センターで運用を開始している。6月23日、同システムを提供したSGシステムが発表した。2025年に稼働した東日本物流センターに続く導入で、東日本での知見を反映して最大処理能力が約15%向上したほか、過酷なコンテナ内作業の省人化を達成した。

 サンワサプライはコンピュータ周辺機器やサプライ製品の企画、製造、販売を手がける。近年の夏場における酷暑の常態化にともない、物流現場のコンテナ内温度が50度から60度に達することが課題となっていた。こうした危険な環境下での荷降ろし作業に加え、重量物の取り扱いによる身体的負担や高所からの落下リスクへの対応、深刻化する労働力不足への対策として、労働環境の抜本的な改善が求められていた。

 こうした背景から、同社は倉庫運用の自動化に向けて、SGシステムの提供する物流ITソリューションに着目した。先行して導入した東日本物流センターにおいて、コンテナ内作業の無人化や人員の半減、安定した自動荷降ろしといった効果を確認できたことから、現場への定着に伴走してきたSGシステムとの関係を強化し、西日本物流センターへの展開を決めた。

 西日本物流センターへの導入では、東日本での運用ノウハウに基づき複数の改良を施した。カメラ位置の最適化による荷物の認識精度の向上や、アームの速度制御の高度化によって衝突防止などの安全性を強化し、混載便を含む多様な積載条件への対応力を高めた。さらに、設置レイアウトの最適化による作業効率の改善、操作マニュアルの整備や作業者への教育、トラブル発生時に迅速な初動対応を可能にするリモートサポート体制の構築などを実施した。

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AI搭載コンテナ向け荷降ろしロボット

 今回の導入で、特に夏場の過酷な環境における人的負担が軽減されたほか、周辺機器などの比較的小型な製品についても荷降ろしの効率が向上し、現場全体の生産性向上が図られた。東日本での経験を踏まえたことで、西日本への展開もスムーズに完了している。

 サンワサプライの社長を務める山田和範氏は、「西日本物流センターへの導入により、過酷なコンテナ内作業における人的負担の軽減や現場全体の生産性向上を実感している。今後もさらなる作業効率の向上を推進し、作業者の安全性確保と持続可能な物流体制の構築を進めていく」とコメントしている。

 今後は、両拠点の実運用で得られる知見をさらに生かし、労働環境の改善と生産性向上に継続して取り組む。

ニュースリリース