クリエイトエス・ディー、薬局受付AIで患者の待ち時間を3分短縮

2026年1月15日17:50|ニュースCaseHUB.News編集部
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 クリエイトエス・ディーは、ドラッグストア併設型の調剤薬局において、買い物や外出後に再来局する「お戻り患者」の対応を効率化するため、MG-DXが提供する「薬局受付AIエージェント」を採用した。1月15日、MG-DXが発表した。AIによる受付業務の自動化により、再来局時の待ち時間を平均2〜3分短縮したほか、薬剤師やスタッフの業務負担軽減にもつなげている。

 神奈川県を中心にドラッグストアおよび調剤薬局を展開するクリエイトエス・ディーは、「患者様第一主義」を掲げ、利便性向上とスタッフが対人業務に集中できる環境づくりを推進している。同社が運営する「クリエイト薬局 羽沢横浜国大駅前店」はドラッグストア併設型という特性上、処方せん提出後に買い物などへ出かけ、後ほど薬を受け取りに来る患者が全体の6〜7割を占めていた。特に夕方のピークタイムには、お戻り患者の受付と新規の受付が重なり、再来局した患者をさらに待たせてしまうことが課題となっていた。

 こうした背景から、同社はシステムによる業務支援の検討を開始。MG-DXの薬局受付AIエージェントの導入を決めた。採用にあたっては、MG-DXが現場の課題に応じて柔軟な改善提案を行う姿勢や、既存の順番管理システムとの連携を実現させた迅速なサポート体制を高く評価した。

 新システムでは、AIが音声案内や受付業務を自動で行い、その情報が調剤室内の端末にリアルタイムで通知される仕組みを構築した。これにより、従来は受付スタッフが入力作業を中断して行っていた再来局対応をAIが担えるようになった。スタッフは通知を受けてすぐに薬の準備に動けるようになり、受付と調剤室の動線が整理されたことで、無駄な動きが大幅に削減されている。

 導入の結果、お戻り患者の受付から薬の受け渡しまでが1分以内で完結するケースが増加し、薬局全体の待ち時間は平均で約2〜3分短縮された。また、業務が分断されなくなったことで、メディカルアシスタントの精神的・肉体的な負荷も軽減された。現場からは、現在では薬局運営に欠かせない存在になっているとの声が上がっている。

 クリエイトエス・ディー店舗運営本部調剤運営部の石崎氏は、「DXの導入で患者や従業員に負担をかけては本末転倒だ。今後も患者の体験がより良くなる形で、処方せん受付や遠隔服薬指導など、無理なく活用範囲を広げていきたい」としている。同社は今後もIT活用を通じて、患者の利便性向上と従業員の働きやすさの両立を目指す方針だ。

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