朝日生命、AIで「あたまの健康度」判定 顧客のQOL向上へサービス提供

2026年1月15日17:58|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 朝日生命保険(朝日生命)は、AI解析による会話型の「あたまの健康度」判定Webアプリケーション「トークラボKIBIT」を導入する。2026年4月から本格的な運用を開始する。1月15日、同アプリを塩野義製薬と共同開発したFRONTEOが発表した。顧客の健康意識の向上を促すとともに、生活習慣の改善や健康寿命の延伸、QOL(生活の質)の向上に貢献したい考えだ。

 朝日生命は、「一人ひとりの"生きる"を支え続ける」というミッションを掲げ、高齢者の健康維持や疾病の予防、早期発見から発症後のフォロー、さらには家族のケアまでを包括的に支援する「介護・認知症エコシステム」の構築を進めている。この取り組みの一環として、デジタル技術を活用した新たな顧客支援策を検討していた。

 今回導入を決定したトークラボKIBITは、FRONTEOが独自に開発した特化型AI「KIBIT」の自然言語処理技術を用いたWebアプリだ。スマートフォンを通じてAIと自然な会話を行うだけで、会話中の文脈的なつながりや語彙の多様性をAIが解析する。記憶力、言語理解力、情報処理能力を総合的な指標としてスコア化し、「あたまの健康度」を判定する仕組みとなっている。

 同アプリの大きな特徴は、専用アプリのダウンロードを必要とせず、ブラウザ上で即時に利用できる利便性の高さにある。また、判定結果を示すだけでなく、その結果に基づいてユーザーに行動変容を促すメッセージや、生活習慣の改善に役立つ情報の提供も行う。ライフサイエンス分野に特化した解析技術は日米で9件の特許を取得しており、信頼性の高い判定を実現している。

 本格導入に先立ち、朝日生命、塩野義製薬、FRONTEOの3社は2025年9月から3カ月間にわたり、実証実験を実施した。朝日生命の営業職員が契約者との面談時などにトークラボKIBITを活用し、サービスの案内や利用の促進を行った。この実験を通じて、契約者に対する総合的なアセスメント効果を検証した結果、同アプリの有用性と顧客への提供価値向上が確認されたため、今回の正式導入に至った。

 朝日生命では今後、介護・認知症エコシステムにおいてトークラボKIBITを積極的に活用していく方針だ。営業職員を通じたサービスの提供により、顧客が自分自身の健康状態を客観的に把握できる環境を整え、早期の対策や生活習慣の見直しにつなげてもらうことを目指す。

ニュースリリース