うるるは、運営する電話代行サービス「fondesk」で、AIインサイドセールス「immedio」を採用した。6月26日、商談獲得自動化サービスを提供するimmedioが発表した。Webサイトや各種資料からの自動的な商談創出の仕組みを構築したことで、月平均5件の商談純増に加え、業務時間外における面談予約の自動獲得といった成果を上げている。
うるるは「労働力不足を解決し、人と企業を豊かにする」をビジョンに掲げ、クラウドワーカーの力とIT・AIを組み合わせてDXや生産性向上を支援する複数のSaaSを展開している。同社が運営する電話代行サービスのfondeskは、リモートワークの普及に伴い有料契約件数を伸ばしてきたが、その勢いが鈍化した局面でセールスチームを立ち上げた。多面的なリード獲得施策を展開してきたものの、事業成長をさらに加速するうえでは商談数の最大化が最重要の課題となっていた。打開策としてインサイドセールス代行会社にアウトバウンドコールを外注したが、受注に結び付きにくく費用対効果が見合わなかった。さらに、限られた営業リソースが成果の上がりにくい商談対応に割かれることで、有望なインバウンドリードに対して即座にアプローチできない問題も生じ、チームの精神的な負担にもなっていた。
こうした背景から、受注率が高いインバウンドアポイントを自動で最大化できる仕組みとして、immedioの導入を決めた。選定にあたっては、資料ダウンロード後のWebフォーム入力時に、1回目の情報をポップアップ画面に引き継ぐことで2回の手入力を不要にする機能が評価された。初期費用を抑えてテスト的に開始できるコスト感や、過去の事例を基にコンバージョン率の改善と商談純増数を明確に算出できる費用対効果の算出シートも決め手となった。
導入に伴い、カスタマーサクセス担当による設定代行や週次の伴走支援を受けながら活用を推進した。Webサイトの表示文言をシンプルな表現に改善したところ、ポップアップの表示件数が月約90件から150件超へと増加した。日程調整画面の下部に電話リクエストボタンを追加する導線設計を整えたことで、当日中に商談化する事例も生まれている。
これにより、導入前の試算通り月平均5件の商談純増を達成した。さらに、全体の約20%が18時以降の面談予約から発生しており、夜間などの業務時間外でも商談が自動で積み上がる体制が整った。架電業務を行わずともアポイントが入る仕組みが確立されたため、創出された時間を既存の顧客対応へ充てることが可能になっている。
今後は、資料トラッキングリンクを活用してお客様の閲覧状況を把握し、アプローチの精度を高める方針だ。また、過去の共催セミナー動画やハウスリスト向け資料をルーム機能でまとめ、既存顧客に対するナーチャリングコンテンツとしての活用拡大を目指す。