ひなた税理士法人、AI電話で通話時間7割超削減 業務中断や営業電話を防止

2026年8月27日10:47|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ひなた税理士法人は、ソフツーのAI電話自動対応サービス「ミライAI」を活用し、代表電話の対応業務を刷新した。8月26日、ソフツーが発表した。受電対応の自動化とテキスト化により、1日あたりの通話時間を従来の約30分から5〜10分程度へ削減。業務中断や営業電話による負荷を軽減し、税務などのコア業務に集中できる環境を整えた。

 ひなた税理士法人は、宮城県仙台市に本店を置き、一関支店やサテライト拠点を展開している。税理士は顧客との打ち合わせや相談対応、外出・移動などで電話に出られない場面が多く、顧客からの問い合わせに担当者がその場で応対できるとは限らなかった。

 従来は、事務所スタッフが電話を一次受けし、内容を確認した上で担当の税理士へ取り次ぐ、または折り返し対応を依頼する運用を取っていた。しかし、受電内容を担当者へ引き継ぐ手間が発生するほか、スタッフも電話のたびに本来の業務を中断せざるを得ないことが課題となっていた。

 こうした背景から同法人は、電話対応の自動化と効率化を目的にミライAIを採用した。ミライAIは代表電話を自動で一次受電し、発信者から指名された担当者を呼び出して取り次ぎの可否を確認する仕組みを備える。取り次がない場合はAIが用件や連絡先をヒアリングし、その内容を文字起こしや音声データとしてビジネスチャットやメールへ即座に通知する。

 導入にあわせて事務所内の運用体制も整備した。受電内容はチャットツールのChatworkで全スタッフに共有し、日替わりで務める朝礼の司会者が当日のシステム担当を兼務。1時間以上対応されていない着信がないか確認して担当者へ声をかけるルールを構築し、対応漏れを防いでいる。

 システム活用により、1日の通話時間が減少したほか、不要な営業電話も遮断された。また、AIによる一次対応を契機に、顧客に対してWeb掲示板システム「電子会議室」でのやり取りへの移行を促したことで、用件が整理されたテキスト中心のコミュニケーションが定着し、業務品質の維持と改善につながっている。

 ひなた税理士法人代表の日向雅之氏は、「税理士事務所にとって大切なのは単に電話を減らすことではなく、必要な連絡は確実に受けながら担当者の集中を守り、やり取りを記録として残せる形に変えていくことだ。電話対応を仕組み化し、情報共有のルールを整え、顧客との連絡手段も含めて見直すことで生産性は着実に変わる」としている。

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