姫野病院、AI社長を活用し理念浸透と業務支援を強化 職員約900人を常時サポート

2026年9月8日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 医療法人八女発心会姫野病院は、THAの生成AIソリューション「AI社長」を活用し、同院専用のAIシステム「AI執事のハル」を構築した。9月7日、THAが発表した。約900人の職員に向けて経営理念の浸透や業務マニュアルの検索、メンタルケアなどを24時間体制で支援し、働きやすい環境づくりを進める。

 姫野病院は福岡県八女郡広川町を拠点に、整形外科や内科などの診療科を備える地域医療の中核病院を運営する医療法人。病院運営にとどまらず、介護老人保健施設や訪問看護、訪問介護、保育園など多岐にわたる医療・介護サービスを展開し、急性期から在宅医療まで包括的な地域医療を支えている。

 医療や介護の現場は24時間体制の勤務シフトや多職種の連携が求められるため、昼夜を問わず職員が必要な情報へ即座にアクセスできる環境づくりが課題となっていた。さらに、多くの職員が所属する中で、同院が行動指針として掲げる人に寄り添う姿勢「神対応」の考え方を法人全体へ継続的に浸透させることや、新人教育の効率化、業務知識の属人化解消も急務となっていた。そこで同院は、全職員がいつでも相談でき、情報を速やかに取得できる基盤としてAI社長の採用を決めた。

 構築されたAI執事のハルは、職員がスマートフォンやPCから24時間365日利用できる。夜勤や休日でも業務マニュアルや院内ルールを即座に検索できるほか、勤務制度や各種手当といった就業規則、福利厚生に関する質問にも迅速に回答する。また、同法人が重視する神対応の理念を行動具体例とともに日常的に学べる仕組みを備えるほか、職場の人間関係や患者対応の悩みを受け付けるメンタルケア機能、日々の行動を振り返る面談サポート機能も実装した。

 今回の取り組みにより、職員が必要なマニュアルや規則を調べる時間を短縮し、日常業務の効率化と早期の戦力化を図る。また、現場での疑問や不安をその場で解消できる体制を整えることで、職員の心理的負担を軽減し、質の高い医療や介護サービスの提供につなげたい考えだ。

 姫野病院理事長の姫野亜紀裕氏は、「約900名の職員一人ひとりがいつでも安心して相談でき、必要な情報へすぐにアクセスできる環境をつくりたいという想いがあった。医療や介護の現場では知識や経験だけでなく人に寄り添う姿勢が大切だが、その考え方を全職員へ継続的に伝え続けることは容易ではない。AI執事のハルが理念の浸透や新人教育、業務支援、心の支えとなることで、一人ひとりが自信を持って患者や利用者に向き合える組織を目指す」とコメントしている。

ニュースリリース