キリン、既存のAI面接を高度化した多次元評価へ 立体的理解で採用のマッチング向上

2026年6月8日22:50|ニュースCaseHUB.News編集部
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 キリンホールディングスは、応募者を深く理解して採用のマッチング精度を高めるため、新たな選考手法である「多次元ポテンシャル評価」を採用し、既に導入済みの採用プラットフォーム「TA Team」を評価基盤として活用する。6月8日、TA Teamを提供するVARIETASが発表した。複数の専門AIを組み合わせる形でキリンが取り組んできた人材採用へのAI活用を高度化する。候補者の特性を点ではなく立体的に捉え、自社のビジョンや価値観に合致した人材の獲得を目指す考えだ。2028年卒の新卒採用からこの新手法の本格運用を開始する。

 事業環境が急速に変化する中、キリンは自社のビジョンや価値観に合致し、それを体現できる人材の採用を重要課題としている。そのための具体的な施策としてTA Teamを導入し、対話型のAI面接サービス「AI面接官」など同基盤で提供されるサービスを活用。同一基準での対話を通じて面接官ごとの評価のばらつきを抑え、選考の再現性と公平性が向上する効果を確認していた。今回はこの成果を起点とし、AI面接をさらに高度化して人のポテンシャルをより多次元で評価する体制へと進化させるという。

 新たに導入する多次元ポテンシャル評価は、対話型のAI面接を基盤とし、評価項目ごとに最適化された複数のAIを組み合わせる仕組みだ。社会人としての基礎的な能力や企業理念への共感度、思考のプロセス、専門知識の応用力といった異なる評価軸を設け、それぞれの側面に特化した面接手法を組み合わせることで、候補者の特性や可能性を多角的に把握する。単一の手法では捉えきれない全体像を立体的に描き出すことで、企業と候補者の真のマッチングを見極める狙いがある。

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多次元ポテンシャル評価のイメージ(出典:VARIETAS)

 キリン人財戦略部の今井美緒氏は、「今回の取り組みは、効率化ではなく『理解の深さ』を起点とした採用活動の進化だ。複数のAI面接を組み合わせることで、応募者の強みや価値観をこれまで以上の精度で見極められると期待している。応募者にとっても、自分らしい強みや価値観を多角的に伝えられる対話の場となることを願っている」とコメントしている。企業と候補者の双方にとって納得感の高い採用活動を目指す考えだ。

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