ニーズウェルの子会社である零壱製作は、SOTATEK JAPANが提供するAI駆動型ソフトウェア開発フレームワーク「Agentic Development Framework」を全社的に導入した。6月24日、ニーズウェルが発表した。AIを前提とした開発体制へ移行し、適用対象案件において開発期間を従来比で最大50%短縮する見込みだ。
零壱製作は、栃木県那須塩原市に本社を置く、AI導入支援・業務自動化・DX支援・システム開発などを行うIT系ソリューション企業だ。AIの普及に伴い市場の要求が多様化・高度化するなか、同社では人手による作業を中心とする従来型の開発プロセスでは、迅速性と品質の両立に限界があった。開発の遅延は事業機会の逸失につながりかねないことから、零壱製作はAIを前提とした開発体制への転換を決めた。
採用したAgentic Development Frameworkは、AIエージェントが要件定義、設計、コード実装、テストに至る開発の各工程を自律的に支援するシステムだ。人とAIが役割を分担することで、従来人手に依存していた作業を効率化し、迅速性と品質の両立を目指す。
今回の全社導入で、企画から開発・テストに至るリードタイムを短縮し、AIの活用が有効な案件では開発期間の半減を見込む。また、上流工程からAIを活用して仕様の不備やコードの問題を早期に検出することで、成果物の品質を安定的に確保する。開発工程の効率化により人的作業と工程の最適化を図り、適正なコストで開発を提供する体制を整備した。
今後は、導入効果として開発期間の短縮、品質向上、コスト最適化を計画的に測定し、案件特性に応じた標準化を進める。また、ニーズウェルでもAI駆動型開発の研究開発を進めており、今後は零壱製作での実績も踏まえ、開発規模に応じた最適化・標準化やソリューション化を推進する。グループ全体で開発生産性と提供価値の向上に取り組んでいく。