小田急電鉄、AI画像解析で来訪者の動向を定量把握 海老名駅の商業施設で実証実験中

2026年8月10日12:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 小田急電鉄は、商業施設や駅周辺の来訪者の動向を定量的に把握するため、「AI画像解析を活用した人流解析システム」を導入した。8月6日、システムを納入した丸紅ネットワークソリューションズが発表した。2026年3月から、海老名駅の商業施設「ビナガーデンズパーチ」などで実証実験を行っている。取得した人数や属性のデータをマーケティング施策の立案などに生かし、顧客サービスの向上につなげる考えだ。

 鉄道事業者や商業施設では近年、来訪者の動向に基づいた効果的なマーケティング施策の立案が重要な経営課題となっている。小田急電鉄も駅周辺や各種施設への人流を的確に把握し、顧客サービスの向上に活用したい意向があり、AI画像解析を活用した人流解析システムの導入を決めた。

 同システムは、カメラの映像をAIが解析し、人数に加えて性別や年齢層などの属性を分析する仕組みだ。ビナガーデンズパーチの3階と4階では既存の防犯カメラの映像を活用し、周辺施設では新たに設置したカメラの映像を解析対象とするなど、環境に合わせて柔軟に運用している。

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システム構成のイメージ

 システムの構成上の特徴として、カメラ近傍に設置したエッジコンピューティング装置「AIBOX」で画像解析を行う方式を採用した。映像データそのものではなく、解析後の数値データのみをLTE回線経由で送信する。これにより通信コストを抑制しつつ、ネットワーク回線の敷設が難しい場所でも電源さえあれば稼働する柔軟性の高い環境を構築した。また、属性の分析では顔や骨格の特徴点を取得せず、特定の個人を識別可能な情報を保有しないなど、プライバシー保護にも配慮している。

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