タウは、AGENCIAが提供するAI搭載車両撮影アプリ「Snap-In」を採用した。8月26日、AGENCIAが発表した。事故車や損害車を扱う現場での撮影画像の自動判定や整理を通じて、撮影担当者と本部担当者双方の業務負担を軽減し、車両情報の登録や掲載の効率化を目指す。
損害車リユース事業を手がけるタウでは、世界中の購入検討者へ車両状態を正確に伝えるため、1台につき40~50枚程度の車両画像を撮影している。約20項目の必須撮影箇所に加え、車両ごとに異なる細かな損傷箇所などを漏れなく伝える必要があるためだ。従来は撮影者が作業しやすい順序で撮影していたため、本部の担当者がアップロードされた画像を目視で確認し、撮影部位を判断した上で指定順に並び替えてシステムへ登録する作業が発生していた。
こうした画像整理の手間や、撮影後の白飛びやブレ、暗さといった品質不良による再撮影の負担を軽減するため、タウはSnap-Inを採用した。
Snap-Inは、撮影画像がどの部位を撮影したものかを1枚あたり約1秒で判定する機能を備える。判定結果に基づいて画像を紐付け、指定された掲載順へ自動的に並び替えてシステムへ送信する。これにより撮影者は撮影順序を意識せずに作業でき、本部側の並び替え作業を削減できる。また、白飛びやブレなどの品質上の問題を検知した際はその場で撮影者へ通知するため、車両の再移動を伴う撮り直しの手間を防ぎ、掲載スケジュールの遅延を抑制する。
タウ情報システム部の石田氏は、「撮影者が撮影方法を大きく変えることなく、AIが撮影箇所や品質を判定してくれる。現場の作業負担を増やさずに、本部での画像整理や再撮影に関する業務を効率化できる点に期待している。今後も実際の業務で活用しながら、よりスムーズな車両情報の登録や掲載につなげたい」としている。