アセットリード、生成AI営業ロープレで育成標準化 若手の早期戦力化を図る

2026年9月11日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 アセットリードは、NEXAが提供する生成AI営業ロールプレイングサービス「ジシュトレAI」を採用した。9月10日、NEXAが発表した。指導者による教育内容のばらつきを解消し、営業スキルの標準化と若手社員の早期戦力化を図る。今後は新入社員の育成サイクルへ組み込み、再現性の高い組織的な育成体制を確立する。

 アセットリードは個人向け投資用マンションの販売や不動産管理などを展開している。同社の営業部門では従来、対面での商談力強化や若手の早期育成を目的に対人によるロールプレイングを実施していた。しかし、指導役となる先輩社員の癖やスキルレベルによって指導内容に差が生じ、同じ若手社員が訓練を受けても相手次第で成長スピードに偏りが出る要因となっていた。個人の経験や我流に頼る営業スタイルになりやすく、練習機会の減少や管理職側の育成負担の増加も課題となっていた。

 こうした背景から同社は、営業担当者の成長スピード向上と育成の仕組み化に向けてツールの検討を開始した。複数のサービスを比較検討する中で、AIを相手にすることでロールプレイングの基準を一定に揃えられる点や、時間や相手の都合に左右されずに反復練習を行える実践性を評価し、ジシュトレAIの採用を決めた。

 採用にあたっては、NEXA代表の渡辺勇介氏をはじめとする創業メンバーがキーエンス出身であり、同社で培われた営業やロールプレイング、人材育成の知見を備えている点を重視した。ツールの機能だけでなく、営業の基礎となる枠組み作りや商談シナリオの設計、実施頻度、営業組織の文化として定着させるための伴走支援を受けられる体制が決め手となった。

 ジシュトレAIは、実際の商談を想定したシナリオに沿ってAIが顧客役を務め、営業担当者が対話形式で商談練習を行えるクラウドサービス。終了後にはAIが客観的な評価やフィードバックを提示するため、営業担当者は自らの課題を把握しながら自律的に改善に取り組める。

 導入から約1カ月が経過し、一部の社員を中心に自発的な活用が進んでいる。一方で利用頻度に個人差が見られることから、同社では実施時間や商談シナリオ、評価基準など、営業部門全体で共有する運用ルールの策定を進めている。さらに、管理職による分析や指導方法の標準化にも着手した。

 今後は、経験の浅い入社1〜2年目の若手社員を中心に活用を促し、現場で通用する営業スキルの早期習得を進める。同社は将来的な組織拡大を見据えて新入社員の採用を強化する方針を掲げており、確立した育成フローを新入社員研修のサイクルに定着させる。人員が増加しても安定して営業人材を育成できる仕組みを整え、組織全体の営業力強化と売上向上を目指す。

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