Vポイントマーケティングは、自社開発するデータクリーンルームの新たな基盤として、Snowflakeの「Snowflake」を採用した。9月10日、Snowflakeが発表した。提携企業がデータを複製や移動することなく安全に利用できる環境を整え、顧客理解の解像度向上やマーケティング活動の高度化を支援する。サービスは2026年秋から提供を開始する予定だ。
サードパーティCookieの規制やプライバシー保護意識の世界的な高まりを受け、企業の間ではファーストパーティデータを安全に活用したマーケティング分析への需要が急速に拡大している。一方、企業間でデータを連携する際には、厳格なセキュリティ対策やプライバシー保護に加え、双方のインフラに負荷を与えない柔軟な接続体制が求められていた。
Vポイントマーケティングはこうした市場の要請に応えるため、提携企業とのアライアンスを通じてVポイントデータなどを活用したデータエンリッチメントを推進している。提携企業が持つデータとVポイントデータを掛け合わせ、顧客理解の解像度向上や施策の高度化を後押しするなかで、高度なセキュリティと優れたデータ共有性能を備えた基盤としてSnowflakeの採用を決めた。
今回のデータクリーンルームでは、Snowflakeのセキュアなデータ共有機能である「Snowflake Data Sharing」を活用する。提携企業はデータを移動や複製することなく、リアルタイムかつ高い安全性を維持したまま、Vポイントマーケティングの保有データを活用した分析や顧客理解の深化に取り組める。すでにSnowflakeを導入している提携企業であれば、環境構築や運用の負荷を抑え、迅速な導入や活用が可能になる。
Vポイントマーケティング社長執行役員の廣田精吾氏は、Snowflakeの技術を用いた安全な環境を通じて提携企業の顧客理解高度化やより良い提案を支援するとし、法令や規約を遵守した適切なデータ活用によって利用者に安心できる環境の構築に努める意向を示している。