丸三証券は、WHI Holdingsの統合人事システム「COMPANY」のタレントマネジメント製品「COMPANY Talent Management」シリーズ(CTM2.0)を使い、客観的なデータに基づく後継者計画(サクセッションプラン)の策定と運用を進める。人事データと生成AIで、組織のエンゲージメントの向上も目指す。10月21日、WHI Holdingsが発表した。
丸三証券は、中長期的な企業価値の向上とガバナンスの強化に向け、人材育成を通じた適切な後継者計画の推進を、重要課題に位置づける。社員がそれぞれの力を発揮できるよう、モチベーションの把握と、エンゲージメントを高める環境づくりにも取り組む。ただ、後継者計画の実行が属人的で、人事データの集計にかかる負荷と、運用の持続可能性にも課題があった。蓄積した人事データを活用し、客観的な分析に基づいて、後継者計画を作成し、運用する仕組みが必要と考え、CTM2.0を使うことにした。
選定では、これまで運用してきた「COMPANY」の人事管理製品の豊富な人事データを、生成AIの分析の参照元として使える点と、生成AIの機能で、客観的な分析や示唆を得られる点が、後押しになった。
期待する効果は、重要ポジションの後継者候補の情報に加え、選定の理由と個別の育成計画までを一元的に保持し、後継者計画の実効性とガバナンスを強めることだ。COMPANYの人事管理製品の組織情報と人事情報が自動で連携し、二重のメンテナンスなしに、最新の情報で管理できる。後継者候補の充足状況や課題を早く把握し、特定の重要ポジションで後継者が不在になるリスクを未然に避けて、次世代のリーダー候補を、戦略的に選び、育てる。社員のエンゲージメントの可視化と、生成AIによる分析で、自由記述などの定性データと数値データを掛け合わせ、組織課題の特定に役立てる。客観的なデータに基づく改善施策で、組織の働きがいと定着率の向上につなげる。
丸三証券の人事部は、データに基づく持続可能な後継者育成の仕組みを、より強固にして、ガバナンスの強化と、中長期的な企業価値の向上につなげると話す。