ベネッセコーポレーションは、経費立替精算業務にLayerXの「バクラク」シリーズの導入を決めた。申請時にAIが社内ルールに沿っているかを自動で確認し、申請不備による差し戻しと確認工数の削減を図る。10月23日、LayerXが発表した。
ベネッセコーポレーションは、経費立替の業務全体の工数を減らし、コア業務に注力できる時間を生むため、「バクラク申請」と「バクラク経費精算」を使うことを決めた。以前は、経費精算の社内ルールを、申請時と承認時に目視で確認しており、確認に工数がかかるほか、申請の不備による差し戻しも発生した。入力項目と証憑を、同じ画面で確認できず、証憑を見ながら入力して、確認するのに手間がかかった。経費の使途ごとに、入力項目を追加してカスタマイズしていたため、申請時の入力の負担も大きかった。レポートの設計には一定のスキルが必要で、データの抽出を、十分に使いこなせていなかった。
バクラクでは、AI申請レビュー機能が、経費の使途ごとに、社内ルールに基づいて、申請内容を自動でチェックする。添付した領収書の内容も読み取る。申請者が、申請の時点で、入力の不備や確認事項に気づきやすくなり、差し戻しと、承認者や経理担当者の確認の負担が減ると期待する。入力項目と証憑を同じ画面で確認でき、AI-OCRによる領収書の読み取りを起点に申請書を作成できる。これにより、証憑との照合や操作に迷う時間の削減を見込む。入力項目のAIによる自動推薦と、複数の領収書の一括アップロードにより、手入力や入力ミスの削減も期待する。「バクラクインテリジェンス」では、AIによる分析支援を利用して、さまざまな角度から運用状況を点検し、日々の業務改善につなげることを目指す。
経理部の山口氏は、導入にあたって、入力と確認にかかる時間を減らすこと、申請不備による差し戻しを減らすことを重視したと話す。導入支援については、経理実務に詳しい担当者が懸念や要望を理解したうえで、運用に落とし込むための具体的な実装方法を提案し、進捗管理や課題の整理を支援していると説明する。今後は、バクラクを活用しながら、経費精算業務全体の負荷を軽減し、申請者、承認者、経理担当者が、より多くの時間をコア業務に充てられる体制を目指す。