熊本国際空港は、アジラが開発したAI警備DXツール「AI Security asilla」を阿蘇くまもと空港に本格導入した。アジラが2024年11月14日に発表した。
阿蘇くまもと空港は、2023年3月に新旅客ターミナルビルの供用を開始した。熊本地震の経験から、繰り返し起こる大地震にも耐えうる構造で、非常時でも電気・水道・通信などのライフラインを確保できる。保安検査の待ち時間を短縮するスマートレーンなど、最新機器も導入している。「世界と地域にひらかれた九州セントラルゲートウェイ」を掲げ、近隣地域の活性化やにぎわい創出に貢献することも目指し、熊本経済の発展につながる取り組みを推進している。
熊本国際空港は、空港警備におけるAIツールの活用を模索していた。2024年3月よりasillaを警備現場で運用し、次世代の警備環境を構築する実証実験を行ってきた。実証実験では、asillaが警備強化と警備品質の向上、警備現場での業務効率化などに対し、一定以上の効果があると認められたため、本格導入に至った。