りそなホールディングスは、グループ傘下の銀行を含む委託先管理およびサードパーティリスクマネジメントの効率化と高度化を目的に、レンズの管理ソリューション「Lens RM」を採用した。3月13日、ガバナンスやセキュリティ領域の支援を展開するレンズが発表した。管理台帳の構造化やAIによる網羅的なリスク評価を通じて、業務効率の向上と実効性のあるリスク管理体制の構築を目指す。
りそなグループは、りそなホールディングスおよび傘下の子銀行4社において、オペレーショナルリスクの管理強化に取り組んでいる。特に外部委託先やサードパーティの管理業務においては、近年の金融規制の要件強化やサプライチェーンの複雑化に伴い、より精緻で実効性の高い管理体制が求められていた。
こうした背景から、同グループはLens RMの導入を決めた。選定にあたっては、複雑な委託先構造を可視化できる点や、リスクアセスメントプロセスをデジタル化できる柔軟性を評価した。Lens RMは外部委託先やクラウドサービスの管理に加え、社内部門やシステム、プロジェクトのリスク管理にも対応しており、金融機関をはじめとする大手企業での導入実績がある。
今回の導入により、りそなホールディングスおよび各子銀行の所管部ごとに、最新の委託先や再委託先(Nth Party)の情報を構造化した台帳として出力することが可能となった。これにより、特定の委託先への依存度を確認する集中リスクのモニタリングなどにデータを活用できる環境が整った。
また、リスクアセスメント業務のデジタル化も進める。委託先や再委託先の担当者に加え、各リスク主管部が関与する評価プロセスをデジタル上で完結させることで、従来のアナログな手法に比べて大幅な業務効率化を実現する。
さらに、AIを活用した網羅的なリスク評価にも着手する。法令や金融規制の要件、各種リスクカテゴリに基づいた回答内容の精査においてAIを利活用することで、人の手では限界があったリスクの所在の特定や、評価の網羅性を高める。