エクラが顧客満足度向上を目的に画像生成AIツール「SugeKae」を採用

2025年4月7日22:46|ニュースCaseHUB.News編集部
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 エクラは、顧客満足度向上を目的に画像生成AIツール「SugeKae」を採用した。4月7日、同ツールを提供するELEMENTSが発表した。

 エクラは、ブライズメイドドレス専門店として50色以上の多彩なカラーバリエーションを取り揃えているが、従来は撮影コストや工数の制約からカタログやオンラインストアに掲載する画像が限られていた。このため、一部の色については口頭説明や生地見本で対応せざるを得ず、顧客が完成イメージをつかみにくい状況が課題だった。

 SugeKaeは、既存のドレス画像を活用し異なる色味への自動変換を可能にする画像生成AIツール。新たに実装されたカラバリエンジンにより、実際の生地質感を反映したリアルなビジュアルを生成できる点が評価され、エクラはこれを採用した。SugeKaeの利用で、サンプル画像がない色でも高品質なカラーバリエーション画像を迅速に作成できるようになり、顧客への提案力強化につながっている。

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SugeKaeを使用したエクラ商品のカラバリ変更イメージ

 SugeKaeにベースとなるドレス画像や同一素材の写真を読み込ませることで、多彩なカラーバリエーション画像の生成が可能となった。また、撮影準備や編集に費やしていた時間が大幅に短縮され、顧客からのリクエストに対しタイムリーな対応にもつながっている。さらに、1色あたり200円程度の低コストで新たなカラー画像を生成でき、従来比で99%もの撮影コストの削減が見込まれている。

 エクラ代表取締役社長の浅原 怜氏は、「SugeKaeを活用することで、わざわざ全色分の撮影を行わずとも、美しいカラーバリエーション画像を短時間で生成できるようになりました。これにより、お客様にイメージしやすいビジュアルをご提供できるとともに、成約率向上やリピート顧客増加への期待が高まっています」とコメントしている。

ニュースリリース


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