関西ビジネスインフォメーション、動画型コンテンツで社内教育を効率化

2025年8月8日11:59|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Daigasグループの関西ビジネスインフォメーションは、社内教育の標準化と効率化を目的に、エージェンテックのAIナレーション付き資料作成サービス「AI Shorts」を採用した。8月8日、エージェンテックが発表した。作成した動画形式のコンテンツを社員が自主的に学習できる環境を整え、OJT担当者の負担軽減と教育内容の均質化を図る。

 同社では、新人スタッフの入社時に行う社内教育において、資料の準備や説明に多くの時間を要していた。また、教育が担当者のスキルや労力に依存するため、内容にばらつきが生じることも問題視されていた。特に専門的な業務知識の習得には時間がかかることから、教育を標準化・効率化し、誰もが理解しやすい形で情報を伝達する手段が求められていた。

 こうした課題を解決するため、同社はAI Shortsの採用を決めた。AI Shortsは、PowerPointやPDF形式の資料をアップロードするだけで、AIが自動でナレーションを生成し、動画のように視聴できる「話す資料」を作成するサービス。

 同社は現在、社内ルールや業務フロー、商品知識に関するコンテンツをAI Shortsで作成し、全社での活用を進めている。作成されたコンテンツは社内ポータルサイトで共有され、社員は時間や場所を問わず自主的に学習できる。動画のように繰り返し視聴できるため、個人のペースに合わせた理解促進が可能となっている。

 今回の仕組みの導入により、OJT担当者が直接説明する手間が省かれ、教育にかかる時間が短縮されると期待されている。また、全ての新人が標準化された同一のコンテンツで学ぶことで、「説明者による内容の違い」という課題の解消も見込む。新人スタッフは自身のペースで学習を進められるため、早期の業務習熟にもつながる。

 関西ビジネスインフォメーションは今後、他部門への展開も視野に入れ、社内教育全体の質の向上を目指していく方針だ。

ニュースリリース