太陽生命、AI搭載の新営業端末をNTTコミュニケーションズやネオスと開発

2024年9月9日08:50|ニュースリリース公開日 2024年7月16日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 太陽生命保険(太陽生命)は7月16日、AI機能を搭載した次世代営業端末「T-AI-Face」を開発したと発表した。NTTコミュニケーションズ、ネオスと共同開発した。顧客とのコミュニケーションチャネルを拡充して利便性向上とサービスの進化を図り、顧客満足度向上を目指す。

 太陽生命は2018年、顧客の要望にその場で対応するために営業端末「太陽生命コンシェルジュ」を開発したが、生命保険への加入方法が多様化する中で、顧客との接点拡大と最適な保障提案が課題になっていた。

 T-AI-Faceでは、対面と同様の提案を可能にするオンライン面談機能を導入したという。スマートフォンやパソコンを使い、場所を問わず、最大5人までの面談が可能で、契約者と被保険者が異なる契約や、シニア顧客の申し込み手続きで遠方に住む家族がオンラインで同席できるなど、幅広い顧客接点の形に対応した。

 さらに、営業職員が作成したプランの内容が顧客一人ひとりにパーソナライズされた動画形式で届く「デジタル提案書」も開発。顧客は場所を選ばず、空いた時間で保険を検討することが可能になるとしている。このデジタル提案書には、ネオスがlivepassと共同で開発したパーソナライズ動画サービスを活用している。

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デジタル提案書のイメージ

 AIを活用して、顧客の年齢・性別・職業・家族構成などによって最適なプランを設計、提案する機能も搭載した。AI分析によって顧客の関心が高いと思われる画面を表示し、提案時に自動音声で案内することも可能だという。これらの機能によって顧客満足度の向上も図る。

 端末は、顧客にとっての見やすさを重視し、画面が360°回転するコンバーチブルタイプの富士通ブランド 13.3インチ軽量ノート型端末を採用。さまざまなプラン提案を想定した画面の作成はネオスが担当し、コンシューマー向けサイトの豊富な制作実績を生かして分かりやすいデザインやアニメーションを取り入れたとしている。

 ネットワークには、NTTコミュニケーションズが提供する「docomo business RINK」のリモートアクセス機能「Flexible Remote Access」、 インターコネクト機能「Flexible InterConnect」などを活用。外出先からもインターネットサービスやデータセンタへのセキュアな接続を可能にしたという。

ニュースリリースURL
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2024/0716.html