ステップゴルフ、Akerun導入で全国店舗のセキュリティと運営を強化

2025年11月19日11:21|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ステップゴルフは、全国の店舗にフォトシンスのクラウド型IoTサービス「Akerun入退室管理システム」を採用した。11月19日、両社が発表した。入退室管理の厳格化によるセキュリティ強化と、鍵管理に伴う業務負荷の軽減による店舗運営の効率化を目指す。

 インドアゴルフスクールを運営するステップゴルフは、全国に137店舗を展開し、累計会員数はまもなく10万人に達する。同社は、ゴルフを通じた地域のコミュニケーション空間の創出や、人々のより良い暮らしへの貢献に取り組んでいる。

 今回の協業は、ステップゴルフの掲げるビジョンを実現するため、フォトシンスが持つクラウドやIoT、認証技術による社会課題解決の知見を活かすものだ。Akerunを全国のステップゴルフ店舗に導入することで、利用者にとってはスマートフォンやICカードによるスムーズな入退室が可能になり、利便性が向上する。また、リアルタイムでの入退室管理によるセキュリティ強化を実現し、安心安全で快適な練習環境を提供する。

 店舗運営の面では、スタッフの鍵管理業務を削減し、運営効率を高めることができる。これにより、ステップゴルフが推進する「店長兼コーチ」による顧客へのレッスンなど、コア業務により注力できる体制を強化し、サービス品質の向上につなげる。

 ステップゴルフは、2025年9月に新規オープンした「ステップゴルフプラス相模大野店」への導入を皮切りに、今後、全国の直営店とフランチャイズ(FC)店舗へとAkerunの導入を拡大する予定だ。将来的には、2035年までに2000店舗のオープンを目指しており、それら新規店舗にも順次Akerunを導入する計画である。

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ステップゴルフに導入されているAkerun

 ステップゴルフ代表取締役CEOの榎本考修氏は、今回の導入は新規ゴルファーの創出という同社の目標の一環であるとし、「スマートフォンひとつあれば、手ぶらで来て気軽にゴルフが楽しめる。それにより多くの人に運動習慣が生まれ、日本国民が精神的にも健康になり、よりWell-beingな人生を送ることができる。そんな未来を私たちは本気でゴールに設定している。フォトシンスとの協業は、その未来を実現する小さな、しかし大きい一歩だ」とコメントしている。

 両社は今後も、店舗のセキュリティ強化や施設運営の効率化といった面で協業を引き続き推進する方針である。

ニュースリリース