エーイーシーは、24時間無人フィットネスジム「ECOFIT24」の完全無人運営とフランチャイズ(FC)展開を加速するため、Photosynthの「Akerun入退室管理システム」を採用した。6月4日、Photosynthが発表した。同システムと自社開発の会員管理システムをAPI連携させることで、1店舗あたり月額約60万円の運営コスト削減を達成したほか、全国55店舗・会員数4万人を超える規模での安定した無人運営体制を構築した。
フィットネス業界に特化したビジネスを展開するエーイーシーは、創業当初から完全無人での24時間ジム運営をコンセプトとして掲げていたため、正確な入退室ログの取得や、体験・見学者への一時的な解錠手段の提供が不可欠だった。また、多店舗展開を見据え、自社開発の店舗管理システムとシームレスに統合できる拡張性の高い入退室管理システムの導入を必要としていた。
選定にあたっては、無人運営を前提とした場合の「URL鍵による一時的な解錠」と「正確な入退室ログ管理」の双方を満たしている点を評価した。さらに、店舗ごとの設備要件に合わせ、ほぼ全店舗に導入されているフラッパーゲートへ後付け可能な「Akerunコントローラー」と、一部店舗のサムターン錠へ後付け可能な「Akerun Pro」を柔軟に組み合わせられる点も決め手となった。
導入後は、Akerunと自社開発のフィットネス特化型店舗管理システム「TRESUL」をAPI連携させた。これにより、会員は入会手続き完了後にQRコードを読み込むだけでフラッパーゲートから入店できるようになり、スタッフの出退勤打刻や勤怠管理も一元化された。完全無人運営の実現によって店舗常駐スタッフの配置が不要となり、人件費などの関連費用を含めて1店舗あたり月約60万円のコスト削減を実現している。また、ビルの計画停電時などには遠隔操作で期間指定の「緊急解錠カード」を有効化してアプリ通知で案内することで、スタッフが現地に赴くことなく通常通り会員を迎え入れられる柔軟な運用体制も確立した。
この仕組みは、同社のフィットネスマシン、TRESUL、Akerunを中核とした設備一式としてFC開業パッケージに標準採用されている。店舗運営の自動化・標準化により、FCオーナーの初期投資と運営負担を抑えるインフラとして機能しており、1人のオーナーが複数店舗を展開する事例も増えている。今後は2026年度中の100店舗到達を目指して多店舗展開を加速させるとともに、培った無人運営のノウハウを他業態へも広げていく。