AlbaLink、Salesforceの改修で不動産売買の決済業務を一元化

2026年7月5日18:27|ニュースCaseHUB.News編集部
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 AlbaLinkは、空き家などの不動産買取・売却事業に伴う複雑な決済業務の効率化を目的に、営業活動の管理で活用していた「Salesforce」のシステム改修を行った。7月2日、システムの改修プロジェクトを担当したフロッグウェルが発表した。支払・請求業務を営業情報と紐付けて一元管理することで、複数システム間でのデータ入力の手間や誤入力を削減し、営業から経理まで一気通貫したワークフローを構築した。

 AlbaLinkは「空き家ゼロ」をミッションに掲げ、全国で空き家や事故物件といった「訳あり物件」の買取再販や利活用を展開する不動産会社だ。不動産売買においては、売買代金の決済だけでなく、固定資産税の清算や司法書士への手数料支払いなど、一つの取引から複数の支払・請求が発生する。さらに、複数の関係者との資金のやりとりや相殺処理も絡むため、決済業務は非常に複雑になる特性がある。同社では従来、営業活動の管理にSalesforceを使用していたが、支払・請求業務については別のシステムで運用していたため、業務の効率化が課題となっていた。

 今回のプロジェクトでは、複雑な決済業務をSalesforceに統合するための機能拡張を行った。具体的には、一つの取引から生じる複数の支払・請求について、現場マネージャーから経理部門へと段階的に承認を進める「承認ワークフロー」を構築し、業務の透明性と統制を強化した。また、同一の当事者間で同時期に発生する支払と請求を差し引いて処理できる「相殺決済機能」を実装し、事務処理の簡素化を図っている。

 さらに、支払情報から全銀データを自動出力する機能を実装し、オンラインバンキングからの直接支払いを可能にした。これにより、手作業によるデータ入力ミスの削減と支払業務の効率化を達成したという。データの正確性と鮮度を保つ仕組みとして、アグレックスが提供する銀行・支店マスタとAPI連携を行い、銀行コードや支店コードが常に最新の状態で自動入力されるシステムも構築した。

システム改修の結果、営業情報から決済情報までがSalesforce上で統合管理されるようになり、複数システム間で発生していたデータ入力作業が削減された。手作業に伴う入力ミスが減少したほか、ワークフローの導入によって業務プロセスが可視化されるなどの恩恵が得られている。

 今後は、今回構築した決済基盤を土台として周辺システムとの連携を進め、さらなる拡張と会計連携の自動化を計画している。具体的には、請求データおよび相殺支払データについて、マネーフォワードの「クラウド債権管理 for Salesforce」を介した自動連携を検討しており、入金消込業務の高度化を見据えている。

ニュースリリース