青山商事、Amplitude活用でOMO戦略強化 オンラインと店舗のデータを統合解析

2026年1月23日15:41|ニュースCaseHUB.News編集部
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 青山商事は、オンラインとオフラインを融合するOMO(Online Merges with Offline)戦略の強化を目的に、プロダクトアナリティクスツール「Amplitude」を採用した。1月22日、導入を支援したDearOneが発表した。ウェブサイトやアプリといったオンラインのデータと、店舗のオフラインデータを横断的に分析する環境を構築し、チャネルをまたいだシームレスな顧客体験の提供を目指す。

 青山商事は「洋服の青山」や「SUIT SQUARE」などのブランドを展開し、全国の店舗やウェブサイト、アプリを通じてビジネスウェアを提供している。同社は、実店舗、ウェブ、アプリといった多様なチャネルで顧客との接点を持つなか、顧客体験を改善するためのポイントをより正確に把握したいという課題を抱えていた。オンラインとオフラインの双方から顧客行動を捉え、分析環境を強化する必要があった。

 こうした課題の解決に向け、同社はまずPoC(概念実証)としてAmplitudeを採用した。実運用を通じた操作性の高さや、豊富な分析機能が評価され、本格的な採用に至った。Amplitudeは、IBMやウォルマートなど世界で約4300社の導入実績を持つ米国発のツール。専門のデータサイエンティストが不在でも、マーケターやプロダクトマネージャー自身が直感的な操作で短時間に分析を行える点が特徴だ。

 今回の環境構築により、主に三つの成果を見込む。第一に、オンラインとオフラインを統合したOMO分析だ。実店舗、ウェブサイト、アプリのデータを統合し、チャネルを横断した顧客行動を深く分析できる基盤を確立した。第二に、分析から施策の実行、検証までを迅速に進める自走型の組織づくりを推進する。第三に、定量データと定性データを組み合わせた深い顧客理解だ。Amplitudeの標準的なアナリティクス機能に加え、ウェブサイトやアプリ上でのユーザーの行動を視覚的に記録・再生できるセッションリプレイ機能も活用し、詳細なインサイトの抽出を図る。

 青山商事が展開するSUIT SQUAREでは、リアルとオンラインを連動させた「デジラボ」サービスを提供しており、ネットで注文した商品を自宅で受け取れる利便性を追求している。こうした新しい買い物のあり方を支えるためにも、Amplitudeによる高度な分析が不可欠だとしている。

 今後は、Amplitudeから得られる分析データを活用し、顧客体験の向上と施策の質、スピードの両立を目指す。

ニュースリリース