北欧の再生可能エネルギー企業Aneo、IFS Cloud採用でグローバル事業を強化

2025年9月18日11:44|ニュースCaseHUB.News編集部
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 北欧を代表する再生可能エネルギー企業Aneoは、IFSのオブザーバビリティプラットフォーム「IFS Cloud」を導入した。9月17日、IFSジャパンが発表した。国際的な事業拡大と、持続可能なエネルギー分野でのリーダーシップ戦略を支えるためだ。従来のオンプレミス型ソリューションから移行することで、グローバルな業務プロセスの標準化とIT基盤の簡素化を図る。

 Aneoは、再生可能エネルギーの生産拡大や電化の推進、エネルギーインフラの最適活用に取り組んでいる。同社は、プロセス効率化やIT基盤のシンプル化、そして長期的な成長を支えるソリューションを求めていた。

 これまで分散していた調達プロセスを単一のプラットフォームに統合することで、業務効率とIT基盤のシンプル化を目指す。倉庫管理にも集中型のアプローチを導入し、外部システムの利用を段階的に廃止することで、業務の複雑さを解消する。さらに、フィールドサービスチーム向けのモバイルツールを活用し、グローバルな保全業務を標準化。統一されたプロセスにより、業務効率と設備の稼働率向上につなげる。

 また、レポーティングのワークフローを自動化し、手作業を排除する。API統合やEDIの活用を拡大することで、シームレスなデータ交換と高い柔軟性を持つオペレーションを実現する。

 IFS Cloudの選定理由としては、国際的な事業拡大を支える柔軟性、グローバルなベストプラクティスを業務に組み込む能力、そして長期的な事業運営に耐えうるモダンで安全な基盤を評価した。今回の移行は、IFSの「IFS Success Framework」に基づいて推進されており、迅速な価値創出と体系的な変革プロセスを保証する。また、定期的なアップデートで常に最新の機能を利用できる「エバーグリーン型デリバリーモデル」も採用する。

 AneoのERPマネージャー、Kim Rodø氏は「IFS Cloudへの移行は、当社の成長戦略を支える上で極めて重要な一歩だ。IFSの活用で、国際的に事業を拡大する柔軟性を獲得できる。IFS Cloudは当社の業務効率を強化するだけでなく、新たな市場で持続可能なエネルギーソリューションを提供する力を加速させるだろう」と話している。

ニュースリリース