エル・ジャポン、ARで読者体験向上へ クラウドサーカスのWebAR「LESSAR」採用

2024年10月11日09:45|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ハースト婦人画報社が発行するファッション誌「ELLE Japon」(エル・ジャポン)は、クラウドサーカスのWebAR作成サービス「LESSAR」を採用し、「11月号BE:FIRST特別版」の表紙でARコンテンツを提供している。10月8日、クラウドサーカスの親会社であるスターティアホールディングスが発表した。

 近年、出版・メディア業界では、デジタルコンテンツの消費拡大に対応し、新たな読者層獲得や既存読者のエンゲージメント向上を目指した取り組みが活発化しており、エル・ジャポンはAR技術を活用した新たな読者体験の提供を模索していたという。今回の企画では、紙媒体とデジタルコンテンツを融合させることで、より魅力的なコンテンツを提供することを目指したとしている。

 LESSARは、Webブラウザ上で体験できるARコンテンツを簡単に作成できるクラウドサービス。アプリ不要で手軽にAR体験を提供できる点、導入実績が豊富で信頼性が高い点を評価して採用した。

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 エル・ジャポン11月号BE:FIRST特別版誌面内の二次元コードをスマートフォンやタブレットで読み取り、LESSARのARカメラを表紙にかざすと、掲載されている音楽グループ「BE:FIRST」のメンバーが動き出す演出を実現した。同誌で表紙とセレブリティを組み合わせたARコンテンツを実装するのは初めてだという。利用は無料で登録も不要。

 エル・ジャポンはAR技術の活用を通じて紙媒体とデジタルコンテンツの融合を促進し、新たな読者体験の創造を目指すとしている。

ニュースリリース