auコマース&ライフ、ベトナム人の新卒エンジニア3人に実践型研修 現場研修へ円滑に移行

2026年10月15日09:00|ニュース|CaseHUB.News編集部
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 「au PAY マーケット」などのeコマースを手がけるauコマース&ライフは、初めて採用したベトナム人の新卒エンジニア3人を対象に、パーソルイノベーションのDX人材育成サービス「ビルスピアカデミー」の実践型研修を、初めて使った。自社の開発環境に合わせたカリキュラムを、2026年4~6月に実施した。研修後のアンケートでは、満足度が、5点満点中の平均4.67点だった。10月14日、パーソルイノベーションが発表した。

 auコマース&ライフは、エンジニアの人材獲得競争が激しくなるなか、採用のターゲットを広げるため、海外の新卒採用に踏み出した。初めて、ベトナム人の新卒エンジニア3人を採用した。受講生は、学生時代にプログラミングの経験がある一方、自己流の書き方が身についていた。過去の新卒採用でも、書き方のクセが実務で苦戦する原因になった例があり、改めて基礎から体系的に学び、早めにクセを直すことを、研修の目標にした。日常の日本語は良好だが、実務で不可欠な、日本語での設計や仕様の説明力も、身につける必要があった。

 これまでの新卒向けの技術研修は、社内研修が中心で、一部で外部の研修サービスを使っていた。今回は、海外人材へのフォローがより必要なため、複数の外部サービスを比べ、ビルスピアカデミーを選んだ。決め手は二つある。一つ目は、開発環境に合わせて、研修のコンテンツを柔軟に設計できる点だ。開発環境を伝えると、オリジナルのカリキュラムが提案された。二つ目は、外国語のサポートが充実している点で、日本語で進めながら、理解が難しい部分は、講師が英語で補足した。

 研修では、Webアプリケーション開発の基礎として、HTML、CSS、JavaScript、Git、Java、JUnitによるユニットテスト、MySQL、Spring Boot、MyBatisなどを、講義と演習で学んだ。AWSの主要サービスは、ハンズオン形式で学び、静的Webサイトの公開から、EC2やECS(Fargate)を使ったWebサービスの構築と公開まで実践した。最後は、要件定義から設計、実装、AWS環境への公開まで、一連の開発をチームで行い、役割分担、Gitを使った共同開発、講師によるコードレビューを通じて、実践力を養った。

 受講生の進みが想定より速く、講師が用意していた課題を使って、カリキュラムを上乗せした。講師はリモートで、受講生は同じ部屋に集まる形式のため、研修の初めは、疑問を3人で話し合って解決しがちだった。講師がそれに気づき、受講生が別々の部屋で作業する時間を設け、講師と1対1で話す機会を増やした。

 研修後のアンケートでは、受講生全員が「大変満足」または「満足」と答え、研修で学んだ内容を業務で活用できるかとの設問にも、全員が肯定的に答えた。講師は、フロントエンド、バックエンド、インフラの幅広い領域で成長が見られ、可読性やエラー処理、可用性を意識した実装ができるようになったと評価する。研修の最後には、配属後に必要なフォローのまとめも共有された。

 人事総務部副部長の森島隆史氏は「現場と同じ環境で研修を行っていたおかげで、スムーズに現場研修にも移行できている」と話す。受講生は今、領域を分け、専門分野を1人ずつローテーションしながら学び、その後、開発案件のプロジェクトに入る。2027年度も、ベトナム人2人の採用が決まっており、カリキュラムを新たに組み立てて、ビルスピアカデミーと研修を作る考えだ。

ニュースリリース